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FREETEL SAMURAI REIレビュー:持ちやすいボディにiOSライクな反AndroidなUIが詰まった独特機種

キリカ(管理人)

FREETELの最新スマートフォン「SAMURAI REI」を約1ヶ月弱使ってみたので、感想を。


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SAMURAI REI(麗)は「FREETEL史上最も薄く、最も軽く、最も美しいスマートフォン。」をキャッチコピーにした最新端末。税別29,900円の価格帯で、FullHDディスプレイに指紋センサー、1300万画素のカメラなどを搭載し、Androidに「FREETEL UI」なる独自UIをカスタマイズで織り込んだ機種となっています。使い始めの頃のファーストインプレッションは以下の記事から。また、外観についてはイベント会場にてハンズオン記事を公開しています。

「和製」スマホを主張する紗綾形の文様

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FREETELブランドにて「国産・高品質」を謳っているプラスワン・マーケティング株式会社の意匠が本体のデザインにも強く表れており、前面の白い部分は紗綾(さや)形の文様が刻まれたデザインになっています。ファーウェイのフラッグシップ「P9」との比較記事でも触れましたが、似たデザインのファーウェイが単純な横線の模様なのに対し、半分の価格のREIが凝った文様を採用しているのは和製としての意地を感じます。

指紋センサーは素晴らしい精度

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FREETELボタンに埋め込まれた指紋センサーは、精度としては不満が無いレベルでした。3万円の価格帯のスマートフォンの指紋センサーという事であまり期待値は高くなかったものの、あまり困る事が無いレベルでしっかり反応してくれて良い意味で期待を裏切られました。実用的です。

Appleに強い影響を受けたFREETEL UI

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REIは「FREETEL UI」という独自にカスタマイズされたUIを採用。平たく言ってしまえばAndroidのお作法を破壊し、iPhoneライクな操作感を実現するカスタマイズです。通常のAndroidのような上の通知領域のトグルボタンを全て排除し、iPhoneライクな下から登場する「スワイプアップランチャー」に操作を集約しています。

片手で操作しやすいよう下部に集約したとの事ですが、操作して気になった点は以下のとおり。

1. 片手操作を売りにしているが、右手で持つと頻繁にアクセスする「設定」ボタンが親指で押しにくい位置にある。更に通知領域の右端で通常はアクセスできる「設定」ボタンも排除されているため、設定アプリに非常にアクセスしにくい。

2. カスタマイズ性が低い。最も使うであろうWiFiトグルが一番左の遠い位置にあり、最も使わないであろう位置情報のトグルが一番右の近い位置にある。流石に使いづらいので、カスタマイズしたい。iPhoneのように懐中電灯やタイマーなども使いたい。

3. そもそも片手操作であっても下からスワイプアップするより上の通知領域を下ろすほうが楽。

というわけで、iPhoneユーザーにもAndroidユーザーにも使いづらそうなUIだというのが率直な感想です。なお、このスワイプアップランチャーはアップデートで無効にできるようになりましたが、通知領域のトグルは復活しないようです。発売1ヶ月目で2度もユーザーの声を取り入れたアップデートが配信されているので、今後のアップデートに期待といったところ。なお、配信されたアップデートにて後述するFREETELボタンをタップするとバックキーが発動する機能が暴発し、「FREETELボタンからなぞって上にスワイプアップするとアプリが終了してからランチャーが起動してしまう」問題やフリック入力との干渉が解消しており、アップデートにて細かい挙動が調整されている事が感じ取れます。

上からもトグルが使いたい場合はPower Togglesが便利

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こういったカスタマイズが盛んだったAndroid 2.3の時代を思い出しますが、FREETEL REIから去勢されてしまった通知領域のランチャーはサードパーティのアプリで補う事が可能。自分はこれで通知領域から「設定」を右端で出すのが個人的必須機能なので、カスタマイズして使っています。写真ではPower Tooglesを使用していますが、UIで気になるところがあれば自分で好みのアプリを入れて最適化できるのもAndroidの楽しさだという事を再認識させられます。

FREETELボタンの使い勝手

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先述したとおりFREETELボタンの指紋センサーは精度が良く実用的ですが、FREETELボタン自体は逆に非常に癖が強くなっています。アップデートにてカスタマイズが可能になりましたが、初期設定ではタップがバック、押し込むとホーム、二度押しでアプリ履歴、長押しでGoogle Now on tap。1つのボタンに機能を集約しすぎたせいか、人間側の頭に負担をかける複雑なUIになっており、馴染みにくくなっています。言わばAndroidオタクが自分専用にヘビーにカスタマイズした携帯を貸してもらうかのような感覚で、直感的にどうすれば何が起こるのか、とても分かりづらくなっています。



FREETELボタンは設定がカスタマイズ可能になり、各機能に任意のアプリを振る事が可能になりました。Galaxyシリーズのようにホームボタン二度押しでカメラを起動、といったことも可能。また、物理ボタンでの操作感が苦手な場合はナビゲーションバーを表示させる事も可能となっており、左右のボタンを入れ替えて使う事も可能。

カメラ性能

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REIのカメラはメインが1,300万画素、インカメラが800万画素となっています。実際の作例を交えてカメラ性能をチェックしていきます。


料理の写真は色として不自然なレベルではないですが、少し鮮やかさに欠ける印象。


夕方の写真も同様に色あせた感じがします。


光量があるシーンでの撮影。


逆光シーンではオートHDRが欲しいところ。

画素数こそは1300万ですが、カメラ性能に期待して買う機種ではないです。インカメラに関しては800万画素とインカメラとしては十分な画素数に加え美肌補正機能が中々良い仕事をしてくれる印象でした。Appleインスパイアなソフトウェアなのであれば是非ガワだけでなく、純正カメラでのオートHDRなどUX周りの使い勝手の良さも取り入れてほしいところです。

ただ同じ1300万画素のカメラを搭載した格安SIMフリースマートフォンのBlade V6と比べるとかなりマシで、この価格帯のスマートフォンを購入するのであればハズレの部類には入りません。ただ、同じ価格帯・画素数の枠では海外で販売されているXperia XAには及ばないといったところです。

ハイペースで進化し続ける国産SIMフリースマホ

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実際6月頭にREIを使い始めてからソフトウェア的な挙動の不満がいくつかありましたが、1ヶ月に2度のアップデートで次々と細かい点が解消され、かなりのペースでソフトウェアの改善を重ねています。本体のボディに関しても持ちやすいフォルムをしており、最近のスマートフォンの中に並べて置いても違和感の無いデザインで、今後ソフトウェアが煮詰まって来れば3万円の機種としては非常に魅力的になってきそうです。

REIは既にラインナップされているメタルブラック/メタルシルバー/シャンパンゴールド/ピンクゴールド/スカイブルーに加え、レッドも発表済み。色に関しても魅力的な選択肢が多い機種となっています。

また、現在FREETEL eSHOPでは7月末までお試し購入キャンペーンを実施中。満足出来なかった場合30日以内であれば返品できるということなので、気になる方は是非公式ショップからお試ししてみてはいかがでしょうか。

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