本日発表されたiPhone 5まとめ:112gの薄型、国内LTE対応など

Appleから本日「iPhone 5」が発表されました。詳細は以下の通り。


新しいiPhoneは初となるツートーンカラー。
ディスプレイは縦長になり、16:9の映像がフル画面で再生できるようになりました。

薄さは今までで最も薄い7.6mmになり、重量は112gまで大幅削減されました。

KDDI/SoftBankのLTE通信対応

LTEによる最高100Mbpsの高速通信に対応し、国内ではKDDIとSoftBank両社でLTEに対応する事が発表されました。

更にKDDIの下り9.2Mbpsの通信が出来るWIN HIGH SPEEDで採用されている規格にも対応しているため、LTEが入らないエリアでもiPhone 4Sと比べて広いエリアで快適に使用できるようになりました。


新型イヤホン「EarPods」

iPhone 5にはAppleが3年間かけて開発した新型のイヤホン「EarPods」が付属。

多くの人の耳の形を3Dスキャンして研究してデザインした耳に圧迫感を与えない形状で、「部屋の中で座り、高品質のスピーカーに耳を傾けている人が聴くサウンド」を目指した大きな音質向上が図られています。

汗や水などにも強く、スポーツ中に使用しても中々抜け落ちない新デザインはアクティブな用途にも最適です。


縦長になり、ホーム画面が5段表示に

今回iPhoneとしては初めての画面サイズ変更で横幅は変わらず縦に伸び、解像度はiPhone 4Sの960×640から1136×640に。4段だったホーム画面は5段に増え、置けるアプリの数が増えました。

また、従来のアプリは上下に黒帯が表示された状態で起動するとの事です。

また、今回アスペクト比が3:2から16:9になった事で、ワイドスクリーンでの映像鑑賞の際に上下に黒帯が表示される事も、左右がカットされる事も無くフルスクリーンで再生できるようになりました。この美しいRetinaディスプレイで動画鑑賞が出来るのを心待ちにしている人も少なくはないのではないでしょうか。

リバーシブルなLightningコネクタに変更

iPodの頃からずっと統一して使われてきたDockコネクタを廃止し、下部の接続端子は新しい小型のLightningコネクタになりました。また、Lightningは表裏どちら向きでも接続できる仕様になっていて、向きを気にする必要が無くなりました。

また、端子が小型化したスペースを埋めるように上部にあったイヤホンジャックが下部に移動しています。

パノラマ撮影にも対応したiSightカメラ、40%高速化

画素数はiPhone 4Sから変わらず800万画素ですが、ただでさえ速かった処理は40%高速化。更にノイズリダクション機能なども強化されています。インカメラはFaceTime HDカメラになり、720pのHD動画が撮影可能に。また、今回からWiFi回線でなくともFaceTimeによるビデオ通話が可能になりました。



見た目は発表前に流出していたツートーンカラーのリーク通りでしたが、いざ発表されると非常に魅力的ですね。何より112gへの軽量化が大きいのではないでしょうか。iPhone 4Sは140gと比較的重く他のスマートフォンと比較するとずっしりした文鎮のような印象でしたが、5になり一気にトップクラスの軽量モデルに躍り出たと言えます。A6チップ採用によるスペックの底上げや、LTE対応に加え5GHzのWiFi対応による高速通信のサポートなど、しっかりスペックを押さた上で「iPhone」の最新作として魅力的な機種に仕上がっています。

今回一新されたデザインでは以前のような1色の光沢ではなく2トーンで「ブラック&スレート」「ホワイト&シルバー」の2種類の展開となっていますが、個人的にはブラック&スレートのマットな質感に惹かれました。2年前のiPhone 4の発表ではホワイトモデルの美しさに見とれた事が記憶に鮮明に残っていますが、今回は打って変わってブラックの良さが光っていると感じました。

とはいえ、実物を見てみるまで最終判断は下せません。1週間後の9月21日の発売日が楽しみですね!

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。