スマホからWiFiで繋がるUSBメモリ「USB air」レビュー

USBメモリにスマートフォンからWiFiでアクセスできる機能を追加した製品「USB air」のサンプルをエスキュービズム社より提供していただいたので紹介します。


usb air 6

USB airはWiFi機能付きUSBメモリで、iPhone・Androidから内部のデータにアクセス可能。内部のストレージはmicroSDHCスロットとなっており、microSDは別売となっているのでUSBメモリというよりmicroSDカードリーダーに近いかもしれません。

外観

usb air 1

こちらがパッケージ。

usb air 2

本体は大きめのUSBメモリといった感じの外観。

usb air 3

USBポートの下にはmicroSDHCスロットを搭載。

usb air 4

背面にはSSIDが「NextDrive-xxxx」と記載されていますが、実際のSSIDは個体ごとに別の数字が入ります。

usb air 5

側面には電源スイッチ。オンにしている間はWiFiストレージ、オフにしている間はUSBメモリとして使用可能。

usb air 7

MacBook Proに接続したところ。やはりUSBメモリとして見ると大きいですね。

使ってみる

nextdrive wifi
接続は簡単で、iOS用もしくはAndroid用のNextDriveアプリをインストールした状態でNextDrive-xxxxxx(個体によりSSIDは異なる)にWiFiで接続した状態でアプリを起動するだけ。WiFiには初期状態ではパスワードがかかっていないので、入力の手間もありません。アプリのダウンロードは以下のリンクから。

iOS用:NextDrive – Mactaris
Android用:NextDrive – Google Play の Android アプリ

usb air direct iphone
USB airに接続した状態でアプリを起動すると自動的にUSB airのドライブが認識され、アプリからアクセスできます。また、Dropbox連携機能も搭載されており、ローカルストレージ・USB air・Dropboxの間で相互にファイルをコピーする事が可能。

usb air add files
iPhoneからはフォルダの新規作成の他、本体に保存されている写真の転送、ローカルのアプリ内ストレージおよびDropboxからコピーしたファイルの貼り付けなども可能。

usb air add photos

iPhone内の画像は複数選択してアップロードする事もできます。

usb air file menu

USB airの中のファイルは複数選択してメールに添付したりパスコードロックをかけたり、圧縮したりする事も可能。

usb air music play
USB airに保存された音楽ファイルをストリーミング再生する事もできますが、ロック画面に楽曲情報やジャケット画像を表示させる事はできないようです。バックグラウンドで再生する音楽より動画や写真の鑑賞に向いているかもしれません。

usb air settings
設定画面からは本体のバージョン、IPアドレス、使用可能容量などが参照可能。また「WiFiネットワーク接続」のオプションを有効化する事で自分のWiFiルーター経由で接続できるようになり、WiFiルーターに接続されている端末からアクセスできるようになります。また、USB airに接続した状態ではインターネットに接続できない問題もこのオプションを使う事で解消します。ただ、モバイルWiFiルーターは端末間の通信が許可されていない設定になっている事が多いので、接続できない場合はルーター側の設定を確認すると良いかもしれません。

usb air security
USB airはデフォルトではWiFiにセキュリティキーが設定されていませんが、アプリから設定する事が可能。設定していない状態だと誰からでもファイルにアクセスできてしまうので、設定する事をおすすめします。

usb air web
PCからアクセスする場合はIPアドレスを直接ブラウザに打ち込む事で書き込みは出来ないものの簡易ファイルアクセスが可能。基本的にパソコンからはUSBメモリとしてUSBポートからファイル転送する形になりますが、FTPなどに対応してくれたら嬉しいところです。


日本初のスマホに対応したUSBメモリを謳っているものの、その実体としてはコンパクトなWiFiネットワークストレージ機能を搭載したmicroSDカードリーダーといった感じ。本体にストレージを搭載しておらずmicroSDカードで好きな容量に増設できるのはコストパフォーマンスが良いので、価格が落ちてきた64GBのmicroSDHCカードを挿入して大容量ポータブルメディアサーバーにするのも良さそうです。バッテリー容量は400mAhと控えめなのが少し不安が残りますが、コンパクトなサイズとモバイルバッテリーに直差しできる事を考えると割り切って使うと良いかもしれません。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。