ガジェットショット

繊細な表現力を誇るHTC J butterflyのハイレゾ再生性能をギブソンショールームで試す

kirica

auの2015年夏モデルHTC J butterfly HTV31のハイレゾ再生機能の魅力に迫るHTC × ITmedia 「HTC J butterfly HTV31」ハンズオンイベントに参加してきました。


Gibson Brands Showroom TOKYO

今回のイベントはGibson Brands Showroom TOKYOの音響設備を使って元の音源の良さを確認しつつ、HTCのスマートフォンでどれほどその世界が表現できているのか聴き比べられるという本格的なもの。HTC NIPPON株式会社代表取締役社長の玉野浩さん、デジタルメディア評論家の麻倉怜士さん、オーディオライターの野村ケンジさんの三人が熱く新HTC J butterflyのハイレゾ再生能力に語ってくれました。

about htc

最初はOEM販売ばかりだったHTCも今となっては世界的なHTCブランドを掲げるスマートフォンメーカーに成長し、その集大成とも言えるHTC One M9をベースに作った日本向けモデルがHTC J butterfly HTV31。思い返せばHTCは日本でも初のAndroidスマートフォンHT-03Aをドコモから出したり、デュアルカメラの3D機能が付いたHTC EVO 3Dをauから出したりと、荒削りとはいえ斬新なモデルを多く送り出してきました。昔のゴツゴツしたHTCのスマートフォンを思い出すと、今のHTC J butterflyのデザインは随分と洗練されたものに成長しましたね。

about htv31

HTV31は2020万画素のRAW撮影対応のメインカメラ、1300万画素の4K録画が可能なインカメラとカメラも高性能。microSDに関しても世界初200GBのものに対応しており、容量の大きいハイレゾ時代を見据えた大容量コンテンツの持ち運びが可能になっています。

sandisk microsd 200gb

日本での発売日は未定なものの、200GBのmicroSDに関してはSanDiskが既に発表済み。ハイレゾ音源を大量に詰め込むにはもってこいのアイテムですね。

sandisk dual drive usb memory

また、同SanDiskから発表された新製品の紹介も。PCとAndroidの両方で利用可能なUSBメモリで、OTGに対応したAndroidスマートフォンであれば利用可能。今回大盤振る舞い(自称)という事でSanDiskさんから参加者全員にこの新製品をプレゼントしていただけたので、また使ってみた感想なども書いていければと思います。今回のイベントでもHTV31の実機での試聴のために音楽データを自分のスマートフォンから移す際に早速活躍してくれました。

htc event speakers

続いてオーディオライターの野村ケンジさんの進行で本題のハイレゾの話。麻倉怜士さんがまず、ハイレゾに関する説明をしてくれました。

今となってはポータブルオーディオやスマートフォンも対応した事で話題のハイレゾですが、以前からCDを超えるハイレゾリューション=高解像度の音楽再生の試みというものは存在し、DVDオーディオやSACDなどが2000年前後に登場していました。しかしそれらを再生するためにはプレイヤーを変える必要があるなどのハードルがあり、中々ヒットには至らず。

しかし近年、e-onkyoなどの配信サービス業者がハイレゾでの音楽配信を始め、プレイヤー側もスマートフォンという身近な所にもハイレゾ対応が浸透してきたため、ようやくハイレゾが現実的になってきた、といったところ。

HTC玉野さんによると生の音に近いハイレゾを再生するためには上流から下流までしっかり対応していなければならず、今回のHTC J butterflyはその点アナログな部分にもHTC専用のアンプを用意し、デジタルからアナログへの変換もしっかりしているという事で、「聴けばわかる」音質に仕上がっているとのこと。

その後いくつかの音源をギブソンショールームの音響設備で聴きながらHTC端末の音の魅力を聞きました。

麻倉怜士さんいわく「HTCは落ち着いた大人な音」とのことで、ドンシャリではなく緻密なしっとりとした音になっており、ドンシャリにならない低音のハスキーさやコーラスのバランスなどがしっかり出来ており、ポップスを楽しく聞くのではなく、本格的で緻密な音が楽しめるということです。

宇多田ヒカルの「誰かの願いが叶う頃」を聴いた際には野村ケンジさんがハイレゾ版ではピアノの伸びの無さや使っているマイクの質の悪さがハイレゾによって分かってしまうなど、逆にハイレゾによって露呈してしまう点などを語ってくれました。

TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDの音源を再生した際には麻倉さんは彼らのこだわりであるハードシンセの音がしっかり分かる事から「こだわりが伝わる、こころが伝わる、アーティストそのものが伝わる」と語っており、ハイレゾでこそ見えてくる魅力があるようです。

静かな部屋で聴きたい緻密な音の仕上がり

htv31 sol26

その後実際に用意されていたヘッドフォンでHTC J butterfly HTV31のハイレゾ再生をXperia Z3 SOL26と比較してみました。用意されていた音源の他に普段から聴いている宇多田ヒカルのAutomaticのハイレゾ版などをじっくり聴いてみたところ、HTC J butterflyはXperia Z3と比べて低音が鮮明に聴こえました。また最大音量はXperia Z3よりHTC J butterflyの方が限界が高くなっており、逆に普段から聴いているような低音が出るところまでボリュームを上げるとボーカルの高音が耳に刺さって痛い印象を受けました。自宅で楽しんでいる良い音質をスマートフォンで持ち出せる事を売りにしていますが、個人的にこのスマートフォンは静かな夜の時間帯に自宅のベッドで緻密な音を贅沢に楽しむ使い方が一番魅力的だと感じました。

日本オーディオ協会にてハイレゾマーク認定を受ける際の提出資料でスマートフォンの音である事を疑われたといったエピソードすらある新HTC J butterfly。緻密でフラットな音となっており、ゆっくり音楽を楽しみたい一台に仕上がっています。200GBまでのmicroSDに対応しているという点からみても、ハイレゾな音の空気感を思う存分楽しめる一台として決定打とも言える選択肢なのではないでしょうか。

メニュー
閉じる