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NTTドコモのAndroidスマートフォン2011年春モデル3機種の詳細をチェック!


2月24日にNTTドコモから2011年春モデルのスマートフォンが発表されました。
今回はそのXperia arc SO-01CMEDIAS N-04COptimus Pad L-06Cの3機種の仕様を詳しく見ていきたいと思います。

※この記事内のXperia arc SO-01CとOptimus Pad L-06Cのスペックはそれぞれの国際版の公開情報から引用している部分もあるので、その部分はSO-01CやL-06Cでは変更されている可能性もあります


Xperia arc SO-01C


本体
125mm x 63mm x 10.9mm(最薄部8.7mm)という絶妙な大きさと118gという軽さが非常に魅力的です。
また、独特で高級感溢れるアークデザインフォルムや、日本限定の”Sakura Pink”という本体カラーも購買意欲をそそられる要因のひとつになりますね。

OS
スマートフォン向けのAndroidとしては最新の2.3(Gingerbread)を搭載。
前モデルであるXperia SO-01BのOSバージョンが常に周回遅れだと言われてきた事実があるだけに、これは非常に嬉しい仕様です。

SoC
前モデルのXperia SO-01B(国際版はXPERIA X10)が第1世代の1GHz SnapdragonであるQualcomm QSD8250を積んでいたのに対し、arcは第2世代であるMSM8255を搭載していることはとてもわかりやすい進化と言えます。
MSM8255が素晴らしいパフォーマンスを発揮するということは国内発売もされているHTC Desire HDの動作を見ればわかります。

積極的に取り入れられた”ソニーらしさ”
開発元のソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズはイギリス企業でありソニーとは別の会社ですが、このXperia arcには”ソニーの技術”も多く取り入れられています。

深い黒が美しい「Clear Black Panel」の採用や「モバイルブラビアエンジン」の搭載によって、854×480ドットの4.2インチディスプレイに映しだされる映像はとても鮮明で美しいものになりそうです。

また、高感度・低ノイズで明るく美しい写真撮影が可能な、ソニー製裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」を採用した810万画素AFカメラも搭載されています。
SO-01Bと比べて、写真を保存してから次の撮影に移るまでの処理速度の大幅な向上も図られました。

その他
RAMは512MBとAndroid端末としては標準的。
HDMI出力にも対応。
UIはかなり作りこまれていて、Xperia SO-01Bに搭載されているものから一新。
デザインは筐体とマッチしつつ実用性や体感速度等にも配慮されたUIになっています。
バッテリーは1500mAhとXperia SO-01Bから変わっていませんが、Android2.3の電源管理強化やMSM8255の省電力性等から電池の持続時間はかなり改善されています。
3月4日(金曜)に事前予約が開始され、3月24日(木曜)より発売開始です。


MEDIAS N-04C


本体
127mm x 62mm x 7.7mm(最厚部8.7mm)という、薄く細長い端末です。
Xperia arcの最薄部がMEDIASの再厚部と同じ厚さです。
やはり最薄部7.7mmという薄さには驚きです。(スマートフォンとして世界最薄らしい)
しかも、105gという超軽量ボディ。ゴリラガラスなので強度の心配もありません。

OS
Android2.2(Froyo)を搭載。
夏に2.3(Gingerbread)へのアップデートが予定されています。
しかし、国内企業が開発したフィーチャーフォン機能搭載のAndroid端末という時点でOSの新しさには期待しすぎない方が良いかもしれません。
というより、OSの新しさを期待するのは的外れな気がします。

SoC
Qualcomm MSM7230 Snapdragon 800MHzを搭載。
800MHzというクロック数が心配な方もいるかもしれませんが、同じものを搭載しているHTC Desire Zがあれだけの動作をしていますから、まず大丈夫でしょう。

“スマートなのに全部入り”
この端末で一番インパクトの強い仕様はやはり最薄部7.7mmという薄さですが、さらに驚きなのはその薄さの中にフィーチャーフォン機能が入っていること。
ワンセグ、赤外線はもちろん、おサイフケータイにも対応しています。
また、「タップサーチ」というNECカシオ独自の機能では画面上の文字をタップすると単語を自動認識し、その単語を簡単に検索できるというものになっています。
さらにはドコモのフィーチャーフォンのNシリーズの多くに採用されている「クイックショット」で、撮影間隔約1.1秒という高速撮影にも対応しています。
カメラ周りの機能が充実しているところが実に国産端末らしいです。

その他
ディスプレイは4インチ(854×480)のTFT LCDです。
RAMは512MB、ROMは1GBと標準的な仕様。
気になるのは1260mAhという微妙な容量のバッテリー。
完全なエントリーモデルなら妥当ですが、ディスプレイが4インチでFWVGAということ等を考えるとやはり少し不足しているのでは、と思ってしまいます。
あの薄さと軽さを実現するためなのでしょうが、やはり気になるところです。
3月4日(金曜)に事前予約が開始され、2011年3月15日(木曜)より発売開始です。


Optimus Pad L-06C


本体
150mm x 243mm x 約12.8mm(最厚部14.1mm)で重量620gという8.9インチタブレットとしては妥当なサイズ。
デザインも標準的。

OS
Androidの最新バージョンである3.0(Honeycomb)を搭載。
Android3.0は大画面、高解像度のディスプレイに最適化されたタブレット向けOSです。
見た限りではLGの独自UIを載せたり、独自のシステムを導入したり、といったことはなさそうなので”Pure Google”に近い状態だと思います。

SoC
NVIDIAのTegra2を採用。
Tegra2はかなり高い水準のパフォーマンスを誇りつつ省電力性も十分にあるという素晴らしい1GHzデュアルコアプロセッサ搭載SoCです。

3D映像の撮影に対応
国外では「Tegra2搭載のAndroid3.0タブレット」は、このLG Optimus Padだけではありません。
サムスンにモトローラにASUSにAcerに東芝に…と、多くのメーカーが「Tegra2搭載のAndroid3.0タブレット」を発表しています。
この強敵だらけの市場でLGは”3D映像の撮影に対応“という斬新な形で他の端末との差別化を図っています。

既にシャープが3D写真の撮影に対応したAndroidスマートフォンを数機種開発していますが、それはどれも「1つのカメラを横に動かし、ソフトウェアの処理で3Dの画像を生成する」というもの。
しかしこのOptimus Padは、510万画素のカメラを2つ搭載することによって「本物の3D写真・映像」を撮影することができます。
フルHD(1080p)での3D動画撮影も可能となっていて、撮影した3D動画を”YouTube 3D“にアップロードすることも可能です。

ただ、注意すべき点が1つあります。
それは”Optimus Padのディスプレイは3Dメディアの再生に対応していない“ということ。
3D撮影はできますが、それはOptimus Pad上では2Dで再生されます。
L-06Cの3D撮影機能を活かすためには3Dテレビ等の3Dメディアの再生に対応した出力装置が必要ということです。

その他
RAMは1GBと文句なしの大きさ。ROMは32GBで、システム領域とユーザ領域の振り分けがどうなっているのかは不明。
交換は不可ながらに6400mAhという大容量バッテリーを搭載。
ディスプレイには8.9インチの1280×768という大画面で高解像度なTFT LCDを採用。
720pの動画を縮小ナシでそのまま再生できますね。
また、GALAXY Tabのような音声通話には対応していないとのことですが、ドコモはL-06Cを”スマートフォン”に分類しています。
3月15日(火曜)に事前予約が開始され、2011年3月下旬より発売開始です。


まとめ

国内初のAndroid2.3搭載スマートフォンに、国内初のAndroid3.0 & デュアルコアプロセッサ搭載タブレット、さらには世界最薄スマートフォンと、どれもインパクトの強い機種ばかりです。
NECカシオからは国内企業ならではの「国内仕様満載かつスマートな端末」を、ソニー・エリクソンとLG電子からは国外企業ならではの「最新OS搭載端末」を、となかなかバランスの取れたラインアップになっていると思います。

また、同発表会で山田社長はおサイフケータイやワンセグ等の国内仕様を盛り込んだXperia arcや、防水加工が施されたMEDIASが夏モデルとして登場することをほのめかしていました。
そちらも非常に楽しみですね。


参考

報道発表資料 : ドコモ スマートフォンの新モデル3機種を開発 | お知らせ | NTTドコモ

Xperia™ arc | ソニー・エリクソン
MEDIAS|NEC mobile
N-04C ? docomo 機種一覧 | NEC mobile

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