ドコモからネットワーク帯域を買い取りSIMフリー端末向けに安価なSIMカードを販売しているMVNO日本通信の三田社長が、iPhone 5向けのnano SIMの提供を検討していると思われる発言をTwitterにて投稿しています。
日本通信社長がnano SIMについて言及
ナノシムを準備するべきですね?
— Frank Seiji Sandaさん (@FSSanda) 9月 17, 2012
まだシムロックfreeのiPhone5発売されてないですけれど。
— Frank Seiji Sandaさん (@FSSanda) 9月 17, 2012
日本通信は以前からSIMフリーiPhone専用SIMでiPhoneに最適化されたパケット定額サービスを提供したり、SIMフリースマートフォン販売業者のEXPANSYSと提携してSIMフリーiPhone 4を販売したりとSIMフリーiPhoneに関して積極的な姿勢を見せているMVNO会社。今回もiPhone 5発売にあたり、日本でSIMフリーiPhone 5用のSIMカードを販売したい事は間違いないはずです。
ただ、iPhone 4Sまでは通常のSIMカードをmicro SIMサイズにカットすれば非公式ながら利用できたものの、今回iPhone 5で採用された更に小さい「nano SIM」は今までのSIMカードと互換性が無く、従来のSIMカードをカットしてもiPhone 5では認識しないとの声明がAppleからあったそうです。
iPhone 5はハードウェア的にはドコモXiと互換性あり
また、気になるXi対応ですがiPhone 5に搭載されているLTEは2100MHzのband1に対応しており、これはドコモXiに採用されている物と同じ。Appleの公式サイトには以下のように掲載されています。
ロック解除されたiPhone 5は、LTEに対応している通信事業者の有効なSIMカードを使用した場合、iPhone 5を購入した国以外でLTEネットワークに対応する場合があります。
Apple – iPhone 5 – View countries with supported LTE networks.
つまり、ドコモ側がiPhone 5に対応したnano SIMを発行に踏み切ればハードウェア的にドコモのLTEネットワークであるXiをSIMフリーiPhone 5で利用できても不思議ではありません。メールにてドコモに問い合わせた所iPhone 5向けにnano SIMの提供を検討しているとの回答を得られたとの情報もあるため、ドコモでiPhone 5を利用できるようになる日はそう遠くないのかもしれません。