今月末で受付終了!Xiパケホーダイダブルに変更してMNP無しでドコモiPhone 5sを255円運用ガラケーにしてみた

今月2014年1月で受付終了となるXiパケ・ホーダイダブルですが、iPhoneのような月々サポートの金額の大きい機種を購入した回線で利用する事で数百円の非常に安い維持費で利用できるようになります。


通常ドコモでMNP転入をせず長期回線として利用している場合は基本料の割引も受けられず、月々の割引も少ないため基本料+ISP+パケット定額料の高い月額料金がかかってきます。ドコモは高いというイメージが世間に定着しているのもこのためなのではないでしょうか(音声+キャリアメールを維持するにも最低780+315=1095円がかかってきます)。

ただしiPhone 5sは2,940円という比較的高額な月々サポートの割引がついており、Xiパケ・ホーダイダブルでも適用可能なため、今回これを利用して極力月額を抑えた形で運用してみました。なお、今回はiPhone 5s本体の代金は省いて説明させていただきます。

iモードケータイを利用して番号+キャリアメール+おサイフ

今回の目標は長年使ったドコモの電話番号・メールアドレスを維持しつつ、おサイフケータイ(Edy/Suica/iD)もiモード通信でチャージして利用できるようにする運用。iPhone 5sに機種変更した回線を二段階定額の「Xiパケ・ホーダイダブル」に変更し、ISPにiモードを追加契約する事でiPhoneの月々サポートの割引でXiパケ・ホーダイダブルの金額をオーバーキルし、基本料とISP料まで削る作戦です。

ガラケーを調達

amadana

今回利用したのはiモードケータイのN-07Bの白ロム。幸運にも中古の携帯売り場で7,980円というお得な価格で手に入れる事ができました。なおiPhone用のnano SIMはサイズが合わないためnano SIMアダプタが必要です。

契約変更

1. Xiパケ・ホーダイ for iPhoneをXiパケ・ホーダイダブルに変更
月額5,460円のiPhone専用の「Xiパケ・ホーダイ for iPhone」を、月額2,100円からの二段定額の「Xiパケ・ホーダイダブル」に変更します。これで下限運用する事で3,360円月額が安く運用できます。

2. ISPにiモードを追加
iPhoneの契約のままではISPが「spモード」のみでiモードケータイでパケット通信する事ができないので、追加で「iモード」を契約します。上記のXiパケ・ホーダイ for iPhoneのパケット定額を変更してからでなければ追加できないので注意。なおiモードとspモードのそれぞれ315円の2種類のISPをつけた状態でも、ISPセット割によって1つ分の料金で利用できるのでspモードを解約する必要はありません。

以上で回線の準備は完了です。後は任意のiモードケータイにSIMカードを入れて使うだけ。なお、spモードで利用していたキャリアメールをiモードケータイで受信したい場合はiモードアドレスとspモードアドレスの入れ替えの手続きが必要ですが、docomoメールなどで他の機種でも利用したい場合はそのまま使った方が便利かもしれません。

内訳

タイプXiにねん 780円
iモード 315円
spモード 315円
ISPセット割 -315円
Xiパケ・ホーダイダブル 2,100円
月々サポート(iPhone 5s) -2,940円
合計 255円

ポイント

今回のポイントとしては、

1. MNP不要で安くできる
2. 長年の電話番号&キャリアメールが維持できる
3. iモード通信でFeliCaが使える

の3点が大きなポイントです。番号とキャリアメールを維持しつつ長期回線を安く運用する方法は少なく、Xiパケ・ホーダイダブルも今月で受付終了となるのでここまで安く運用する事は今後難しくなるでしょう。

3の「iモード通信でFeliCaが使える」という点も今回の着目点で、Xiパケ・ホーダイダブルの2,100円にとどまる下限は「5,000KB」となっています。iモードケータイでモバイルSuicaや楽天Edyアプリを使っておサイフケータイをチャージしても数十KBしか通信しないため、おサイフケータイ用途でチャージを何十回か行ったとしても下限に収まる余裕があります。

通話のみで3円運用、必要な月は上限までパケット通信するなど柔軟に利用可能

キャリアメールやiモード通信が不要の場合は、spモードとiモードを解約する事で月額を全額相殺し、3円のユニバーサルサービス料のみの「3円運用」も可能です。また、iモードケータイや他のスマートフォンでパケット通信したい事情がある場合もXiパケ・ホーダイダブルの上限まで利用する事で、255円+差額4,410円=4,665円で1ヶ月だけ通信するなどの使い方も可能。Xiパケ・ホーダイダブルにしておけば普段は最低限の料金で利用し、必要な月だけパケット通信するという使い分けができます。

また、今回ガラケーをメイン回線に置くためドコモのiPhone 5s本体に入れるSIMカードが無くなってしまいますが、ドコモのiPhoneはドコモ系列のLTE契約のSIMカードならSIMを使いまわして利用することができるため、OCN モバイル ONEなどの格安データSIMや、2年前に紹介したドコモでSIMフリーiPhone+iPadをたった325円で2台持ちする方法のようにドコモのプラスXi割(旧Xi2割)でiモードケータイの回線とセットを組み、格安のデータ回線を作って入れるなど使い方もオススメです。

なお、今回紹介したプランからiPhoneのプランへ戻す事はいつでも可能ですが、Xiパケ・ホーダイダブルへの変更は今月(来月から適用)までとなっているため、変更するのであれば今月中に行う必要があります。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。