TechCrunchによると、MozillaはFirefox OSの開発と販売を終了すると発表したとのことです。
Firefox OSと言えば、KDDIが発売したFx0がまだ記憶に新しい端末。auから「ビジネス抜き」に発売された端末で、本体を一括で購入すれば月額2円で持てる料金プランと一緒に販売されました。開発者向け端末として発売されたのにも関わらずネジひとつにもこだわりを見せた機種で、中々の盛り上がりを見せたと記憶しています。
しかしFirefox OSのスマートフォンは世界的に見ても失敗に終わったようで、ネイティブアプリの存在しないWebアプリのみのスマートフォンという点でiOSやAndroidと差別化を図ったものの売り上げの面では大変厳しかったようです。今後MozillaはFirefox OSのスマートフォンの開発・販売は終了する一方で、IoT機器などスマートフォン以外での実験を続けて可能性を模索していく方向性のようです。
昨年のKDDI田中社長のFx0関連のイベントでの笑顔を思い出すと胸が痛むニュースですが、売り上げを考えると当然の結果と言って良さそうです。