携帯料金引き下げについての総務省の有識者会議を受け、ソフトバンクは月5000円以下のライトユーザー向けのプランを導入することが明らかになりました。
NHKニュースによれば、16日に取りまとめられた総務省の有識者会議では携帯料金プランに関して月5000円以下という指標で割安な料金プランを設ける事を求めていたことを受け、ソフトバンクはライトユーザー向けに1GBのパケット定額を提供し、通話基本料と合わせて月5000円以下で提供する方針を明らかにしました。
競合他社に先立って1GBプランを発表したソフトバンクは先日4,980円/30日で使えるプリペイドのiPhone 5を発表したばかり。月額5000円以下というポイントにおいて、総務省に対して先手を打ってアピールしている印象です。
とはいえソフトバンクはY!mobileブランドで既に月額2,980円の1GBプランを提供しており、ライトユーザーはY!mobile、iPhone 6sやNexus 6Pなどのフラッグシップを使うヘビーユーザーはSoftBankブランドと切り分けができていた中で、あえてソフトバンクブランドでもライトユーザー向けプランを用意する方針を示したのはますます2つのブランドの境目が見えなくなってくる印象があります。
そもそも、各キャリアの低容量パケット定額は現状通話定額との組み合わせが必須。プランの公平化を図るのであれば、月間の通信量が少ないユーザーだけでなく、月間の通話時間が短いユーザーにも配慮して通話定額の無いプランと自由なパケット定額を組み合わせられるような料金形態にするよう、総務省は釘を刺すべしなのではないでしょうか。
予想としてはスマ放題ライト(1700円)+S!ベーシック(300円)+データ定額パック1GB(3000円)で合計5000円といったところになるのでしょうが、そういったライトユーザーはそもそも通話定額は不要な方も多いはず。公平な料金プランを謳うのであれば、通話定額無しのホワイトプラン+S!ベーシック+データ定額1GBで4000円、もしくは3GBで合計5000円あたりが適正なのではないかと思います。