2,000円以下の超低価格。USB端子内蔵で1週間持つ防水スマートウォッチ「Zeblaze Crystal 3」を試す

中国のECサイト「GearBest」さんより、低価格スマートウォッチ「Zeblaze Crystal 3」をレビュー用に頂いています。


Zeblaze Crystal 3はiPhoneやAndroidスマートフォンとペアリングして使えるスマートウォッチ。iOS/Android両対応の「Happy Sports」アプリをインストールしてペアリングする事で、心拍数の記録や通知の受信、ランニングの時間・歩数の記録などが可能なデバイスです。

パッケージはシンプルに本体とバンドがスポンジの切り込みに入っている形です。

バンドを付けると黒ですっきりしたシンプルなデザインです。

背面は心拍数取得用のセンサーを搭載。

腕に付けてみたところ。

USB端子内蔵で直で充電でき、専用ケーブル等は不要

このZeblaze Crystal 3のユニークなポイントですが、バンドの付け根部分がUSB端子になっており、モバイルバッテリーやUSB type Aの充電器から直接充電できるようになっています。

モバイルバッテリーに接続したところ。電池持ち自体約1週間ほど持つので充電の頻度は少ないデバイスですが、充電のたびに専用ケーブルを探す必要が無いのが人気のMiスマートバンド4などと比べると便利なところ。

豊富なトラッキング機能

活動量計としての機能が多く搭載されており、まずは心拍数の取得が可能。

続いて血圧。

血中酸素濃度も取得可能。

スマートフォンを探す機能搭載

Apple Watchなどに搭載されているスマートフォンを探す機能も搭載。腕に常時つけているデバイスのため、部屋の中のどこかに置いてきてしまった場合に鳴らす事ができるのは便利です。

音楽の再生操作にも対応

スマートフォンの音楽プレイヤーのリモコンとしても使用可能で、曲戻し、再生・一時停止、曲送りが可能。

操作方法は画面下のタッチセンサー1つのみ

このスマートウォッチ最大の弱点とも言えるのがUI。一見タッチパネル式のスマートウォッチに見えますが、実は出来る操作は画面下のタッチ領域のシングルタップ・ロングタップの2種類のみ。そのため、全ての機能をここの単押し・長押しのみで行う必要があり、この点はかなり残念。特に音楽プレイヤーの操作に関してはまず機能一覧からトグルで音楽リモコンまで行き、そこからトグルで目的のボタンまで順繰りでたどり着く必要があり、いちいちボタンをトグルで巡回している間にスマホを出して操作した方が早いレベルだと感じました。

UIは難ありだが、トラッキング機能に対しては格安

Zeblaze Crystal 3は記事執筆時点で15.99ドル(約1,800円)という超低価格で販売されているスマートウォッチ。機能としてはどちらかと言えばスマートウォッチというよりかはスマートウォッチの形をしたスマートバンドに近いですが、心拍数・血圧・血中酸素濃度を低価格でトラッキングしたい方には選択肢の一つです。

操作性以外に気になった点としては、画面の暗さ。野外ではかなり見辛いと思いました。

個人的に併用しているXiamiのMiスマートバンド4と比べるとUSB直結で充電できる点は非常に便利だと感じましたが、電池持ちもスマートバンド4の3週間と比較すると1/3の1週間なので、それであればXiaomiを選ぶかなと思いました。

USB直結充電の発想自体は非常に便利なので、このコンセプトでUIを改善したモデルが出れば面白いかなと思います。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。