ストレージ関連のデバイスを販売しているPhotoFastより新製品のMemories Cableのサンプルを頂いていますが、シンプルながら大変便利な製品です。
こちらがパッケージ。一見ただの短いLightningケーブルに見えますが、ストレージの容量が印刷されています。Lightning充電ケーブルとiOS用外付けストレージデバイスを一つにまとめたというシンプルな発想の製品ですが、実際に使ってみるとこれひとつでバックアップと充電が完結するのは非常に便利です。
アプリからはMemories Cable内のファイルをUSBメモリのようにブラウジングできるのはもちろん、YouTubeやVimeoからの動画のダウンロード保存、DropboxやGoogle Driveとのファイルのやりとり、FacebookやInstagramの写真のバックアップ、本体内のアドレス帳・カレンダー・写真のバックアップなど、非常に多くの機能が利用できます。
ボイスレコーダー機能は容量を気にせず録音できるので、イベント参加時の録音端末として使う際にも重宝しそうです。
手動バックアップのほか、自動バックアップも設定可能。Memories Cableを本体に接続するとアプリ機能のダイアログが表示されるので、アプリを起動するとそのまま差分バックアップが始まります。
ストレージはUSB端子側についているため、アクセスランプがPhotoFastのロゴ上に搭載されています。
PCに接続するとそのままMemories Cableにバックアップしながら同時に充電も可能。また、iPhone側を接続せずにPCにUSB接続すると通常のUSBメモリのように扱えるので、バックアップしたデータも取り扱いやすくなっています。
写真のバックアップはDropboxやGoogleフォトなどのクラウドサービスを使うのが主流になっていますが、こういった物理デバイスにバックアップできるアイテムとしてはMemories Cableは非常に使い勝手が良好。iTunesのためにわざわざPCを起動する必要もなく、出先でiPhoneの容量が足りずに写真が撮れない、といったシチュエーションでもクラウドにアップロードする時間を待たずにスムーズにMemories Cableにバックアップして容量を確保したりといった事ができます。例えば海外で通信環境が非常に悪かったり、通信回線が割高だったりといった海外旅行のシチュエーションでも重宝しそうです。
また、最大128GBまでのモデルが用意されているので、動画ファイルを沢山保存しておいてiPhoneやiPadで鑑賞するといった用途にも便利。YouTubeの動画をキャッシュする機能もあるので、WiFiが使える場所であらかじめ動画を保存しておいて外での通信容量を節約するのも良さそうです。
販売されているモデルはUSB 2.0の廉価版が32GB/64GB、USB 3.0でPCから高速にデータ転送できるモデルが32GB/64GB/128GBと、合計5モデルがラインナップされています。USB 2.0の32GBで10,980円とやや高い製品ですが、使い勝手は良好。充電ケーブルと外付けストレージが一つになっているのは中々癖になる便利さで、これ一本ポケットに入れておけば充電もでき、容量不足も解決できると思うとLightningケーブルとストレージの相性は抜群なのではないでしょうか。