最近15インチMacBook Proをクラムシェルモードで外付けモニターで自宅で使うにあたって、理想のSDカードリーダーを探していたところ、良い物を見つけたので紹介します。
MacBook Proの画面を閉じ、外付けキーボード・トラックパッド・モニターのみでデスクトップPCのように使える「クラムシェルモード」。現在の自宅の作業環境はこれでUSB type C（Thunderbolt）ケーブルでLG UltraFine 5K Displayを繋ぐ事によって、1本のケーブルでMacBook Proの電源・映像出力を完結できるミニマルなデスクトップを構築しています。
そこで悩みの種になるのがSDカードリーダー。LG UltraFine 5K Displayの裏にはUSB type C端子があるためそこにSDカードリーダーをぶら下げる事はできますが、単にぶら下げるだけでは見栄えはイマイチ。MacBook Pro本体にSDカードリーダーを接続するのもあまりスマートな感じがしません。1本のケーブルで完結する環境を保持しつつも、スマートにSDカードを接続して写真を取り込みたい。悩みながらAmazonで良い解決方法は無いかと色々な製品を探して行き着いたのが、今回紹介するORICOのSDカードリーダーです。
このORICOのSDカードリーダーは、リーダー部分は何の変哲も無いUSB type A×2＋SDカードリーダーという珍しくはない構成ですが、最大の特徴はクランプ式という事。モニターやデスクの枠にクランプで固定できる事から、ミニマルなデスクにSDカードリーダー＋USB端子を増設するのに最適なアイテムです。
パッケージの中身はSDカードリーダー本体と、接続用のUSB type Aケーブル、microSD→SDの変換アダプタ。
こちらが本体。10〜32mmまでの厚さに対応したクランプとなっています。
背面はドライバー端子がついていますが、指でも回せます。接続は付属する両面USB type Aケーブル。
表側にはUSB type A（USB 3.0）端子2つ、通電ランプ、SDカードスロットが並んでいます。
枠がフラットなモニターであれば、モニターに直接装着可能。使い勝手の良い場所ですが、モニターアームなどを使っている場合しっかり固定しないといけないので注意。
当初はモニターに付けるつもりでしたが、思いの外良かったのがデスク端への固定。デスクに直接固定するため剛性感があり、片手でSDカードを抜き差ししてもガッシリとした安定感があります。手元でSDカード＋USB機器2つが利用でき、かつType A→type C変換アダプタでモニター背面のUSB type C端子に接続している事から、目に見えるケーブルの増加もゼロ。1本のケーブル＋5Kディスプレイのミニマルな見た目を完全に維持しつつ、使い勝手が大幅に良くなりました。
USBポートも一緒に増設できたお陰で手元で使っているMagic Keyboard/Magic Trackpad 2の電池残量が少なくなっても、ここからショートのLightningケーブルを接続すればそのまま充電しながら有線接続できて便利。USBメモリもSDカード同様片手でサクサクと接続でき、かなりスマートなデスク環境が構築できました。
ミニマルな理想のデスクを作りたい人に
USB type Cを使ってノートパソコンへの給電＆モニターへの映像出力を1本で済ませるデスクの構築は近年の流行りですが、やはりカメラからの写真を取り込みたいユーザーはUSBケーブルかSDカードリーダーが必要不可欠。結局SDカードリーダーを卓上に増設してしまうと折角排除したはずのUSBケーブルがまた増えてしまうというジレンマを抱えているミニマリズムを追求したいユーザーには強くオススメできる一台です。ケーブルはデスクの下を通すため、実際にPCを使っている際はケーブルが一切見えません。
余談、「ORICO」というメーカーロゴが前面にプリントされているのが購入前には気になっていたのですが、実際に設置してみると本体色とプリントの色が近いためそれほど目立たず、気にならない程度でした。最悪サンドペーパーで削ろうかなとも思っていたので、想像より控えめの主張で良かったです。USB端子とSDカード以外に余計なものが付いていないのも高評価で、最近の多くの多機能至上主義のSDカードリーダーと比べると見た目がとてもミニマルで気に入っています。
今回紹介したORICOのカードリーダーはAmazonにて2,099円で販売されていましたが、現在は在庫が安定していない模様。Yahoo!ショッピングでも販売されているので、併せて確認するのがおすすめ。シンプルなデスクを作りたい方には強くおすすめできるアイテムです。
