去る9月19日、iPhone5の発売によりも一足早くiOSの最新バージョン、iOS6がリリースされました。
Siriの強化やPassbook、Facebookの統合など新たな機能やアプリが追加された一方で、
アップル独自のマップなど、明らかに使い物にならない今後に期待したい変更も行われました。
そんなiOS6では、連絡先アプリもiOS5の頃から若干の変更が行われています。
以下、連絡先アプリの変更点について2点、気づいたところを書いていこうと思います。
1.連絡先を用いたユーザー辞書機能が使用不可に
これまで、iOS標準のユーザー辞書を使わずに、手動もしくはアプリ経由で連絡先をユーザー辞書代わりに利用していた人も多くいると思います。
私もその一人ですが、iOS6では、この連絡先を用いたユーザー辞書機能が使えなくなっています。
iCloud経由で複数のデバイスでユーザー辞書を共有できたため、これまで非常に便利に使っていましたが、仕様変更によって使えなくなってしまいました。
現在この問題についての対応策を調査中です。
対策を見つけ次第追ってお知らせしたいと思います。
2.連絡先アプリでのグループの仕様が変更に
まずは画像で確認していただきましょう
iOS6
iOS5
iOS5では、各グループを1タップで選択することができますが、iOS6では、選択したいグループにチェックマークを入れ、「完了」を押すことで、特定のグループに属する連絡先を表示する仕様に変更されました。
一見、いままでよりも操作が増えたため、煩わしく感じてしまう方も多いかと思います。
しかし、実際に使ってみると、複数のグループを横断して連絡先を表示することができるため、機能としては強化されたと言えるでしょう。
この点については、ユーザーの電話帳利用スタイルによって、便利か不便か別れるところであると思われます。
iOS6には200を超える新機能が追加されており、今回の電話帳やマップのような残念なアップデートだけではなく、使い勝手を向上させるようなアップデートも数多く含まれていると思われます。
まだiOS6がリリースされてから1週間ですので、今後さらにどのような新機能が発見されるか期待したいところです。