SoftBankとしては初めてのLTEスマートフォンであるiPhone 5ですが、このiPhone 5の回線はドコモのXiスマートフォンと互換性があり、SIMカードを差し替える事で利用できるようです。
ドコモ・SoftBank共にLTEはFDD-LTEの2100MHz帯
SoftBankのiPhone 5、ドコモXiスマートフォン、どちらもFDD-LTE方式のBand1を利用しており、相互に互換性がある事が今回利用できる鍵となった模様。
以下のブログでは、SIMロック解除したGALAXY S III SC-06DでiPhone 5のSoftBank 4G LTE回線に接続する事に成功しています。
^H: GALAXY S III SC-06Dで(iPhone 5の)SoftBank 4G LTEを使う
SoftBank 4G LTEでドコモXi端末を利用する手順
まず、ドコモショップにて事務手数料3,150円を支払うSIMロック解除の手続きが必要です。これでドコモ以外のSIMカードの利用が可能になります。
続いて、SIMロック解除したXiの機種にSoftBank版iPhone 5のnano SIMカードを挿入します。現状ドコモではnano SIMに対応した機種がないので、Amazonなどで販売されているnano SIMアダプタを利用して大きさを調整します。
この時点で通話は可能になりましたが、データ通信を行うにはAPNの設定が必要です。
ここから先の以下の手順はSoftBankのパケット定額が適用される保証は無いので、自己責任の元お願いします。
AppleのiTunesのiPhoneキャリア設定のファイルの中からSoftbank_jp_iPhone.ipccをダウンロードすると、中身のoverrides_N41_N42.plistというplistファイルのAttachAPNの項目にiPhone 5固有のAPN接続設定が保存されています。
パスワードに関しては各自調べてください。
APN | jpspir |
---|---|
ユーザー名 | sirobit |
認証タイプ | PAP |
余談ですが、N41はNFCを搭載したiPhone 5、N42は最終的に出荷されたNFC無しのiPhone 5の開発コードであったとの逸話も発売前に流れましたが、設定ファイルの中にもこれを裏付ける文字列が発見できるのは面白いですね。
上記のソースのブログによると、iPhone 5よりもGALAXY S III SC-06Dのほうがスピードテストで良い結果を出しているようで、iPhone 5のアンテナ性能はあまり高くないようです。Xiスマートフォンも普及してきてXiネットワークが混雑している今、ドコモのXiスマートフォンをSoftBank 4G LTEで利用するというのは、思いの外快適なのかもしれません。