アメリカからSIMフリーiPhoneやMacのパーツなどを輸入販売しているVintage ComputerのブログVC社長日記によると、Sprint版iPhone 6はアメリカ国外ではSIMフリーである事が判明しました。
Sprint版iPhone 6はモデルA1586で、日本で販売されているモデルと同じモデルのため技適マークも内蔵しています。SprintはSoftBankに買収されており、同一モデルをAppleから仕入れる事によって単価を安く抑えたい事から、今回同一モデルとなったのはごく自然な流れでしょう。また、これを利用したソフトバンク版iPhone 6をアメリカのSprintでそのままパケット・通話定額で使えるアメリカ放題も先日発表されています。
VC社長日記の検証によるとSprint版iPhone 6はSprint版iPhone 5s同様アメリカ国内のSIMに対してのみSIMロックがかかっており、T-mobile/AT&T/VerizonのSIMではSIMロックがかかっている事を示す「SIMが無効です」メッセージが表示されます。一方ソフトバンク・ドコモのSIMを入れた場合無事アクティベーションが完了し、利用ができたとのこと。また、日本版のiPhone 6と違いマナーモード時にはカメラとスクリーンショットのシャッター音が消音できるようです。
日本国内キャリアのiPadも日本キャリアのSIMに対してはSIMロック、国外キャリアに関してはSIMフリーという仕様ですが、Sprint版のiPhoneも同様の仕様ということになります。アメリカのiPhone 6の中ではSprint版は入手が難しいためVintage Computerでは一旦受付を中止しており、比較的入手がしやすいVerizon版のSIMフリーiPhone 6を販売しています。