iPhone 6s Plusのカメラテストがてら横浜駅の夕焼けを撮影していたら、とても高精細な写真が撮影できました。
こちらがiPhone 6s Plusで撮影した写真。使用したのはHydraというカメラアプリで、無加工そのままのファイルです。スマートフォンのカメラで撮影された写真としては非常に精細感がある写真です。なお、撮影の際は三脚などは利用せず、両手で構えて手持ち撮影しました。
分かりやすくするために写真を拡大したところ。ビルの窓ガラスが細部までくっきり写っており、間違いなく安価なコンデジよりも精細感が高い解像感。ハイエンドコンデジに迫るレベルなのではないでしょうか。
Hydraは数十枚の写真を連続撮影して合成することで3200万画素の写真を撮影できるアプリで、App Storeにて600円で購入可能。その性質上静止している被写体でなければ効果を発揮することができませんが、3200万画素撮影以外にも同じ仕組みでズームしたり、HDR撮影したりといったモードも搭載し、3D touchでホーム画面から直接それらのモードを呼び出すことができます。
800万画素から1200万画素にアップし、Plusシリーズの特権である光学手ぶれ補正を搭載したiPhone 6s Plusに更にこういったカメラアプリを組み合わせると、とても綺麗な写真を撮影することができます。自分は普段使いのカメラとしてソニーのハイエンドコンデジの名機「RX100」を使っており、ブログ用の写真などもすべてRX100を利用しています。しかし今回の作例然り、こういった風景のスナップショットなどはわざわざカメラを取り出さずともそれなりに綺麗なものが撮影できるようになってきたのではないでしょうか。ポケットから出してサクっと撮れるので、RX100を使う機会が減りそうな予感がします。
コンデジには無い幅広いカメラアプリで遊べるのもiPhoneの良さで、今回のHydraの他にも同類の画像合成技術を駆使した暗所撮影に強いCortex Cameraなどのカメラの限界性能をソフトウェア的に拡張するアプリも充実しており、iPhoneは本当に遊べる、楽しめるカメラだと感じています。
光学手ぶれ補正以外は同じカメラを搭載し同じアプリが利用できる今年の二台ですが、iPhone 6sはカジュアルなカメラ、iPhone 6s Plusは大きな画面でプレビューできるしっかりカメラといったキャラクターに分かれている印象です。ただ、やはりしっかり構えて写真を撮るのであれば大きなプレビュー画面と光学手ぶれ補正を装備しているiPhone 6s Plusがオススメですね。
余談、iPhone 6sとiPhone 6s PlusはLive Photos機能を有効化しておくと撮影が動画扱いになり、非常に小さなシャッター音になるため、より気軽に撮影できるようになります。個人的にロック画面から直接起動できる純正のカメラアプリが静かになったのはシャッターチャンスを狙うにあたって非常にありがたいので、それだけでも6sシリーズには価値があるのではないかと思います。
iPhone 6 Plus (Apple Online Store)