Leesentec(リーセンテック)さんより多機能Bluetoothスピーカーのサンプルをレビュー用に頂いています。
同梱品は上記のとおり。スピーカー本体のほか、自転車に車載するための迷彩柄のケース、スピーカーから電源を取れるLEDライト、ライトのホルダー、microUSBケーブル、オーディオケーブル、FMアンテナが付属します。
背面にはキャップの下にFMアンテナ/オーディオ端子、microUSB充電端子、USB出力端子、TFカードスロット、LEDライト用電源出力端子が搭載されています。
車載してみた
使ってみた感想としてはまずケースをスピーカー本体に巻く際の位置合わせが難しいこと。また一度つけたら終わりではなく、充電のたびに外さなくてはいけないので毎度これに悩まされます。また、LEDライトの電源を背面から取る必要があるのにも関わらず、そういった穴が用意されていないのもぎこちない感じがありました。そして何より、自転車に乗って普通に使っていたらLEDのライト部分のパーツが落ちて紛失してしまったこと。段差などを超える自転車に積む前提のものなのである程度耐久性は持たせて欲しい製品ですが、使い始めて初日でLEDライトが無くなってしまいました。この点は残念。
Bluetoothスピーカーに関しては非常にパワフルな音が出るものとなっており、人の多い都心でなければサイクリングのお供のBGMに重宝します。音量は中々大きいところまで出せるので、住宅街などを走る際はボリュームに注意。また、この手の海外製のBluetoothスピーカー全般でよくある問題ですが、電源オンやペアリングの際などに発せられる女性のナビゲーション音声が最大音量固定となっており、非常にうるさい点が気になりました。この点は早急に改善してほしいところですが、多くのBluetoothスピーカーがこの仕様である事を考えるとシステムの製造元の問題かもしれません。
背面にUSB出力機能がついているものの、残念ながらケースに入れた状態では背面のポートにアクセスできないので、移動中にスマートフォンのバッテリーが切れた場合でもすぐに充電ポートにアクセスできるわけではないのが不便。車載したままUSB充電できるものかと思いきや、ケースを外さないと難しそうです。しかもケース無しでは卓上では転がり、車載もできないので、ケーシングは改善して欲しいですね。位置合わせさえ楽になればかなり改善しそうですが。
パワフルなステレオスピーカー、Bluetooth対応、ハンズフリー対応、大容量バッテリー搭載、USB出力可能、車載用外付けLEDライト搭載、FMラジオ搭載と、機能てんこ盛りな自転車用Bluetoothスピーカー。使い勝手は荒削りなものの、シンプルに自転車で大音量ステレオスピーカーが使える点については評価できます。サイクリング先でスマートフォンの電池が無くなったらそのまま充電できる緊急用モバイルバッテリーも兼ねていると考えれば、自転車に装備しておくのは悪くはなさそうです。
Amazonでの価格は記事執筆時点で6,599円。ステレオBluetoothスピーカー+モバイルバッテリー+自転車用ライトと考えると多少お買い得感があるのではないでしょうか。