Android端末の最新リファレンスモデル、Nexus 6Pを購入しました。1ヶ月ほど使ってみた感想をレビューします。
Nexusシリーズのスマートフォンは今まで年間に一台ペースで展開されていましたが、今年はNexus 5XとNexus 6Pの二種類のスマートフォンが同時に発売されました。
Nexus 5Xは5.2インチ液晶FHDディスプレイに2GBのRAM、1.8GHzx2+1.4GHzのヘキサコアCPU搭載SoCなど、比較的バランスの取れた普及モデルですが、Nexus 6Pは5.7インチ有機EL・WQHDディスプレイや3GBのRAM、2.0GHz×4+1.5GHz×4のオクタコアCPU搭載SoCなど、全体的にハイスペックな仕様となっており、他メーカーのハイエンドモデルと比較しても互角若しくはそれ以上の性能を備えています。
どちらのモデルもAndroid 6.0 Marshmallowの最新OSをプリインストールしており、最新のAndroidの機能が楽しめる機種となっています。
実際に使ってみたところ、動作が引っかかることはほとんどなく、使い心地は抜群。高負荷なゲームアプリを遊んでみても、とても快適に動いてくれます。SoCは他のメーカーのハイエンドモデルにもよく採用されている「Snapdragon 810 MSM8994 v2.1」なのですが、他の端末では電池持ちが悪い、発熱が酷いなどといった不評をよく見かけます。しかし、Nexus 6Pはそういった事は感じず、電池も非常に長持ちする上に発熱も高負荷時にほんのり温かくなる程度で全く気になりません。リファレンスモデルなだけあって、非常に高レベルなチューニングがされていると感じます。
また、Android 6.0で新しく実装された機能「Now on tap」にももちろん対応。ホームボタンを長押しする事で、画面上に表示されたキーワードを読み取って選出し、素早くサジェストしてくれるのでとても便利です。
高い質感
デザインに関しても、Nexus 5Xはプラスチックを基調としたお世辞にも高級感があるとはいえない質感なのですが、上位機種のNexus 6Pはアルミボディを採用しておりとても高級感溢れるデザインとなっています。
カラーバリエーションはグラファイト、アルミニウム、フロスト、ゴールド(SoftBankモデル限定)の4色がありますが、自分はSIMフリーモデルのアルミニウムを購入しました。とても高級感溢れるデザインで所有欲が満たされます。
カメラ
背面上部には1.55µmピクセルの巨大なセンサーを備えたカメラを搭載しています。画素数は約1230万画素と、フラッグシップスマートフォンとしては平均的。
指紋認証にも対応
背面にはAndroid 6.0で標準対応となった指紋認証センサーを搭載。製造メーカーHUAWEIの以前から培ってきた指紋認証技術のおかげか、速度、精度共に良好。
USB type C搭載
端末底面にはUSB type Cコネクタを搭載。従来のmicroUSB Type-Bとは違って上下の向き関係なく差し込むことができます。また、充電速度についても最大5V・3A出力での充電が可能となっており、3450mAhの大容量バッテリーも短時間で充電できます。
サイズを比較
身近にあった端末と大きさを比較してみました。
左がiPhone6s(4.7インチ)、右が同メーカーのHUAWEI Mate 7(6.0インチ)です。5.7インチの大画面なだけあって流石にサイズも大きく、片手で操作するのはシビア。大きな端末には片手でも使えるように工夫されたワンハンドUIを搭載しているものも多いですが、素のAndroidを搭載したリファレンスモデルのNexus 6Pにはそのようなものはありません。
フロントステレオスピーカー搭載
端末表面にはステレオスピーカーを備えているので、高音質、大音量で音楽を楽しめます。
高級感溢れる飽きのこないデザイン、2〜3年は使い続けられるであろうハイスペックを最新のOSバージョンが約束されているリファレンスモデルで実現したのがこのNexus 6Pです。
microSDカードや防水には対応していませんが、長く使えるハイエンドモデルとしてとても有力な選択肢となることは間違いありません。
なお、Nexus 6PはソフトバンクオンラインショップにてMNP一括0円で販売されています。お買い得に手に入れたい方は是非MNPを検討してみてはいかがでしょうか。