コンパクトな筐体でAIコンパニオン的に使えるデバイス「rabbit r1」がAndroidを遠隔操作できるエージェント機能の開発中の様子が公開されています。
今回「research preview」としてデモが公開されたのが、rabbit r1からAndroidが操作できるAndroidエージェントのとされるもの。
rabbit r1は既に昨年後半のアップデートでオンラインのポータル「rabbit hole」上の仮想マシンを経由してWebサービス上で任意のタスクを実行する機能を提供しており、Amazon、Gmail、Googleドキュメントなどのブラウザ上から操作できるものであればAIアシスタントに操作させる事ができます。
デモで取り上げられているAndroidエージェント機能はその対象をWebサービスだけでなくAndroid上のアプリや機能にも広げるものとなっており、デモの中では通知を無効化したり、メッセージ内容を考えて特定の連絡先に送信したり、Google Keepにメモされたアイデアを元にビジネスプランをGoogle Docs上に作成したりと、複数のアプリを跨いだタスクも実行できています。
Androidエージェントがrabbit r1にアップデートとして配信される具体的な日程などは明かされていませんが、既にWeb上のエージェントは実装されており機能している事からAndroid版も期待できそうです。
発売当初は実用性皆無なデバイスの印象でしたが、度重なるアップデートで意外にも実用性を獲得してきたrabbit r1は2025年もその進化が続くようです。