中国の上海現地でMicrosoftのWindows 10 Mobile搭載フラッグシップスマートフォン「Lumia 950」および「Lumia 950 XL」を触ってきたので写真で紹介しつつ比較していきます。
Lumia 950
Lumia 950はSnapdragon 808・RAM 3GB・2560×1440の5.2インチディスプレイを搭載したWindows 10 Mobile端末。中国で販売されているのはデュアルSIMモデルとなっており、価格は3999元(約7.1万円)で販売されています。
Lumia 950はUSB type Cを採用しており、ポートは下部中央。また、ナビゲーションキーがオンスクリーンになっています。
Lumia 950 XL
Lumia 950 XLはLumia 950の3GBのRAMと2560×1440の解像度はそのまま、サイズアップした5.7インチディスプレイを搭載したモデル。プロセッサがSnapdragon 810となっており、発熱対策に水冷機能を搭載したモデル。中国での価格は5499元(約9.8万円)で販売されています。
Lumia 950 XLはイヤホンジャックが上部中央に配置されており、カメラの意匠も金属から黒塗りに変わっています。
Lumia 950/Lumia 950 XLはどちらも過去のLumiaシリーズから画質に定評のある2000万画素のカメラを搭載し、現状国内モデルで対応機種のないWindows 10 Mobileの目玉機能であるContinuumにも対応しています。ソフトウェア的にはデフォルトではLumia 950よりLumia 950 XLの方がスタートメニューの表示列数が多い、マルチタスクの切替時にLumia 950はiPhoneのようにアプリ画面が横並びするのに対しLumia 950 XLは画面に4つのアプリの画面が並ぶ設定となっていますが、これらは画面の拡大率の設定で変更可能。
持った感じとしてはLumia 950の方が持ちやすく、側面のボタンもLumia 950 XLはエッジが立っていて配置が変則的なため大画面が必要なければLumia 950の方が使い勝手は良さそうでした。
現在EXPANSYSにてLumia 950は73,315円、Lumia 950 XLは70,100円と価格が逆転しており、Snapdragon 810の高い処理性能が欲しい方にはお買い得な状況となっています。逆に普段使いで取り回すスマートフォンとして手頃なサイズなのがLumia 950となっており、姉妹機ながらどちらを重視するかではっきり選択肢が分かれる2機種となっています。海外のレビューなどではディスプレイに繋いでPCとして使うContinuumで複数の作業を行った場合はLumia 950 XLのパフォーマンスが体感できるとのことですが、自分が購入したSnapdragon 808のLumia 950でもスマートフォンとして使う場合のパフォーマンス不足はほとんど感じないので、単純にサイズ感で選んで問題なさそうです。購入は以下のリンクから。