国内版eRemote mini販売にあたり、RM mini 3が日本国内利用不可に。デバイス識別IDで制限へ

先日GearBestでセール中と記事で紹介(要請により削除)した家電操作IoTリモコン「RM mini 3」が国内において利用できなくなるとeRemote mini販売元の株式会社リンクジャパンから告知されています。


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RM mini 3は全方位に対応した赤外線の送信機を搭載し、スマートフォンからWiFi/モバイルネットワーク経由で操作できるようになるデバイス。エアコンやTVなどの赤外線リモコンで操作する家電の赤外線操作を学習し、スマートフォンから同様の赤外線信号を送信する事ができます。海外で販売されているデバイスですが、国内向けに販売されているeRemoteシリーズ用のe-Controlアプリ(iOS用/Android用)とも互換性があり、日本語で利用できる状態となっています。

eRemote miniについて

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eRemote miniは、RM mini 3を販売しているBroadLink社と国内における正規販売店として契約している株式会社リンクジャパンが国内向けにローカライズし、12月に販売を予定しているデバイス。クラウドファンディングサイトMakuakeにて目標金額を達成し、12月下旬に販売を予定しています。リンクジャパンは既に国内において前モデルにあたるeRemoteを販売しており、今回販売されるeRemote miniはその新機種といった位置付けとなっています。

eRemote miniとRM mini 3の違い

外装は本家RM mini 3がブラック、国内向けに販売されるeRemote miniがホワイトの見た目となっています。また株式会社リンクジャパンによると、eRemote miniは国内販売にあたって国内の認証を取得するため品質の高い部品を使用し、通信の安定性のために国内にサーバーを置いているとのこと。また、同社はアプリの日本語化も行っているとのことです。

国内版販売にあたってRM mini 3はアクセス制限へ

今回株式会社リンクジャパンから連絡があり、海外版RM mini 3は日本のサーバーにアクセスできなくなり、外出先からコントロールできなくなるとのこと。同社はAmazonの並行輸入品のページのレビュー欄にも同様の告知を書き込んでおり、「今後はアプリからデバイス識別IDを制限することにより、利用できなくなる恐れがございます。」とのこと。

RMシリーズ/eRemoteシリーズは操作にe-Controlアプリが必須のため、e-Controlアプリからアクセス制限された場合、製品の一切の利用が不可能に。海外から輸入したRM mini 3は全く利用できなくなる形となります。

今後の継続利用にはeRemote miniへの買い替えが必要に

RM mini 3の国内利用にあたって、アプリ上で海外版のデバイス識別IDでアクセス制限がされてしまうため、同社がこの制限を導入次第、実質的にデバイスは一切の機能が利用できない状態になる見込み。ユーザーとしては負担になりますが、継続して利用したい場合は12月下旬に発売予定のeRemote miniに買い換える必要があります。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のサイト作りと愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブとカフェ開拓。2022年1月1日からガジェットVtuberとしてYouTubeも始めました!