富士通が携帯電話事業を売却する方針を固めたと日本経済新聞が報じています。
富士通はarrowsブランドでスマートフォンを販売してきたメーカー。直近ではドコモ2017年夏モデルの低価格な新料金プラン「docomo with」に対応した低価格モデル「arrows Be」や、SIMフリー市場に向けた低価格モデル「arrows M04」など、従来のハイエンドのarrowsから一転、低価格帯に力を入れています。
今回の売却先の候補はポラリス・キャピタル・グループや英CVCキャピタル・パートナーズなどの投資ファンドのほか、中国レノボ・グループやファーウェイ、鴻海(ホンハイ)精密工業などの事業会社とのこと。売却額は数百億円とみられています。富士通は自社ブランドを続ける意向で、売却対象となる携帯電話事業会社の株式の一部は保有する方針です。