SpigenのLA MANONブランドから販売されている新作iPhoneケース「étui(エテュイ)」を購入してみたので、感想を紹介していきます。
SpigenのLA MANONは「上品で洗練されたスタイルのパリジェンヌにインスピレーションを受けて生まれた新ブランド」という事で、従来のSpigenのケースと比べてシックで大人なイメージのケースを多く展開しているブランドです。今回新しく発売された「étui(エテュイ)」も例に漏れずシックなツートンカラーのデザイン。
今回はiPhone XS Max用のものを購入してみました。
概要動画
Yahoo!クリエイターズプログラムにて、本レビュー記事に先駆けて動画にて概要をまとめています。
ツートン、3ピースデザイン
étui(エテュイ)は金のフレームと黒の背面パネルのツートンデザインとなっていますが、やわらかいソフトケースではなくどちらの部分も硬いハードケース。そのため上下別パーツになっており、最後に背面パネルをはめて固定する3ピース方式。
内側の見えない部分もLA MANONのブランドロゴのグラフィックが敷き詰められており、ブランドイメージを感じるデザインです。
背面は光沢感のあるブラックが光沢感のあるゴールドの上に乗っているツートンで、金色のロゴがシンプルに下部に配置されています。
iPhone XS Maxに装着したところ。全面保護タイプのガラスを画面に装着していますが、干渉はしないようです。
Lightning端子の周りが様々なケーブルでも干渉しないよう広く取られていたり、画面側のフレームがディスプレイよりやや盛り上がっていて画面を下に向けた際に地面に接地しないようになっているなど、Spigenシリーズで培ってきた使い勝手の良さや保護性能は健在。
フレームのボタン部分は独立パーツではなくUの字の切り込み方式。独立ボタンではないのは高級感を打ち出しているケースだけにやや残念なところ。
全体的なデザインはまとまりが良く、Spigenの良いところを引き継いでおりコンセプト的には良いケースだとは思ったのですが、実物を実際に触ってみた感想としては(約3,500円のケースとしては)従来のSpigenのケースと比べると質感や作りにコストを抑えた感じが否めない感じでした。特にゴールドのフレーム部分はプラスチッキーな質感で、もう少し金属感を出してほしかったところ。感想をまとめると以下のとおり。
- ツートンのデザインはとても綺麗でセンスが良い
- 端子周りなどはSpigenらしい気配りを感じる形状
- 反面、質感は価格(約3,500円)に見合っていない印象
- 背面は光沢なためやや指紋が付きやすい
- 一度付けるとケースの下部分がとても外しにくい
というわけで、3,000円以上の比較的安くない価格帯のiPhoneケースながら、実物の質感がデザイン/価格に見合っていない印象を受けるケースでした。同じLA MANONブランドでは以前iPhone XR用レザーケース「カラン」をレビューしており、そちらは独立した金属感のあるボタンや内側のファブリック素材など程良い高級感を感じるケースでしたが、今回のエテュイは質感に対して正直なところ割高感が否めない内容でした。
販売開始と同時に注文するに至っただけにデザイン自体のイメージはエレガントとても良く、もし素材感や装着感が改善すれば良いなと思うケースでした。まだLA MANONブランドでのケースは数種類しか展開されておらずこれからといった感じですが、従来愛用してきたのSpigenのクオリティをキープしたLA MANONのエレガントなイメージのケースが出てくれると非常に嬉しいので、今後の新製品にも注目していきたいと思います。