ちょうど1年前の2018年11月15日にクラウドファンディングサイト「Indiegogo」にて出資した「Cosmo Communicator」がようやく到着したので開封していきます。
Cosmo CommunicatorはPlanet Computers社の2つ折りの筐体に物理キーボードを搭載したAndroid端末。先代モデルとなるGemini PDAはクラウドファンディングに無事成功し、市販化され日本国内でも販売されています。その後継となる本機は外側にサブディスプレイと指紋センサーを搭載し、キーボードにバックライトを搭載、シングルSIMからデュアルSIM+eSIMの構成になるなど、全体的な強化が図られたモデルです。
クラウドファンディングは2018年に実施され、自分も11月15日に1台分出資。順番としては自分は1,000番台で3桁以下の出資者には先月の時点で届いていたようですが、出資から1年、ようやく自分の元にも届きました。早速開封してファーストインプレッションを書いていこうと思います。
箱の蓋を開けるとCosmo Communicatorのように画面とキーボードが印刷された箱が開くようになっていて、早々にパッケージにユーモアを感じました。
付属品は写真のとおり。冊子・クリーニングクロス・Planet Computersシール・SIMピンの入った封筒と、ACアダプタ、USB type A – Type Cケーブルと、Cosmo Communicator本体が入っています。
こちらがCosmo Communicator本体。ビジネスライクなルックスな印象を受けます。
外側に配置されている指紋センサー。閉じた際の外側のサブディスプレイの操作に使うボタンも兼ねています。
側面にはCOSMO BY PLANETのプリント。
画面を開いた際に左側になるほうの側面にはSIMスロット、スピーカー、マイク、USB type Cポート、3.5mmイヤホンジャックを搭載。
右側はスピーカー、マイク、サイドボタン、2つ目のUSB type Cポート、サイドボタンを搭載。
背面はヒンジ機構となっており端子類は無し。
ヒンジを開いたところ。特殊なヒンジ機構になっており、開くとキックスタンドに変形します。
画面を開いたところ。
クラウドファンディングながら、日本のファンが多いため日本語キーボードが用意されていました。キーボード配列はやや癖がありますが、キー1つ1つはこのサイズにしては押しやすい形状になっています。
出荷状態で保護フィルムが貼られていましたが、少し引っかき傷が付いていました。ミヤビックスが保護フィルムを出しているので、気になるようなら貼り替えようと思います。
当初の予定では春先に手に入るはずだったCosmo Communicatorですが、結局遅延して手に入るまで1年がかかりました。クラウドファンディングではありがちな事ですが。実際開封して使ってみた感想としては、キーボードが思ったよりも打ちやすく、配列とサイズには不満はあるものの、意外と文字が打てるなという印象。今後持ち歩いて試しに出先でブログでも書いてみようかと思っています。サイズ感もコンパクトなので、冬はコートのポケットに忍ばせておけば鞄を持たずに出先で文章を打てるのは良いですね。SIMを挿入してモバイルネットワークも使えるので、テザリングにぶら下がらずともそのまま通信できるのも魅力。eSIMにも対応しているので、IIJmioのeSIMを入れてみようかと思っています。
以前同様にクラウドファンディングで手に入れたGPD Pocket 2はポケットには大きい・毎回テザリングを使う必要があるといったところであまり持ち運ばなくなってしまったので、それらの問題を解決したCosmo Communicatorには期待できそうです。
Cosmo Communicatorは近々日本国内でも発売予定。クラウドファンディング版の到着よりも先に市販される事は無いとの事でしたが、少し遅れて出資した自分の元にも届き始めたので、そろそろ発売の足音が聞こえてくる頃ではないかと思います。物理キーボード搭載コンパクトAndroid端末は年々珍しくなってきているので、頑張ってほしいところですね。