クラウドファンディングIndiegogoのGPD WIN4が誤配送され、翌月無事届くまでの記録

クラウドファンディングサイト「Indiegogo」にて支援した、ポータブルゲーミングPC「GPD WIN4」のプロジェクトのリターン品のGPD WIN4が誤った住所に送られてしまい、問い合わせたところなんとか翌月に届いたのでその経緯を記録しておきます。


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GPD WIN4は小型Windowsデバイスを得意とするGPDのゲームパッド内蔵の小型機「GPD WIN」シリーズの4世代目として、2023年春に販売開始したポータブルゲーミングPC。画面スライド機構の下にメカニカルキーボード、左右にゲームパッドを兼ね備えたWindowsゲーミングPCで、Ryzen 7 6800UとFullHDのディスプレイをGPD WINシリーズとして初搭載し従来より高いグラフィック性能を求めるタイトルもプレイ可能にしたモデル。

VAIO type U風の外観だったGPD WIN3に続き、今回はPlayStation VitaやPSPのようなソニーの往年のモバイルデバイスのデザイン要素を感じさせる外観。これでRyzen 7 6800Uでしっかり動くWindowsパソコンなので、胸を躍らせる製品であることは間違いありません。

クラウドファンディングサイトのIndiegogoのプロジェクトページで滑り込みで6,230香港ドルの16GBメモリ512GBストレージの特典のプランで支援したのが4月のことで、5月発送されたものの、何故か中々届かないので問い合わせたところ、誤配送が発覚。やり取りを続けた結果無事6月に届いたので、その経緯を記録として公開します。

流れは以下のとおり。

GPD WIN4支援→手元に届くまでの経緯

1. 4月26日 Indiegogoにて支援

4月26日、Indiegogoのプロジェクトページ「GPD WIN 4: Smallest 6800U handheld Console」にて$799の「1×WIN 4(6800U+16GB+512GB)White」の特典のコースを支援。(この時点でコースの発送予定はApril 2023となっていましたが、月を跨ぐ頃にMay 2023に訂正されました)

2. 5月16日 Indiegogoの発送通知

3週間ほど経過した頃にIndiegogoからの発送メールが到着。配送は「via JPPost」となっていましたが、日本郵便にこの追跡番号を問い合わせても該当する荷物は無し。とはいえ海外から届く物なので、気長に待ってみました。

3. 5月25日 佐川急便・GPDに問い合わせ

1週間以上待っても届かないので不審に思い、トラッキングナンバーをIndiegogoのGPD製品の発送の追跡にインターネットの先人たちが使っていたsgx-th.comで調べてみたところ、5月12日に中国の深圳で発送され、5月16日には佐川急便経由で全く別の県の住所に配送されていました。

まず追跡番号を元に佐川急便に問い合わせたところ、配送先の住所も受取人もIndiegogoで記入したものとは全く別の住所で、発送元が配送先を間違えたのではないかとの返答。

この情報を元に朝9時半にIndiegogoのページからGPDへ問い合わせたところ、当日14時半には早速メールの返事があり「forwarder」に状況を確認するとのことでした。

4. 5月26日 別の支援者に誤って2台配送してしまったとの返事

翌日の5月26日に追ってGPDからのメールが届き、Indiegogoの別の支援者に2台送ってしまったという事実が発覚。誤って配送されてしまった2台目の個体は既にGPDへ返送してもらっているとのことで、GPDに届いたら検品して改めて送るとのことでした。

5. 6月3日 発送連絡

翌週の6月3日、GPDからフォワーダーにGPD WIN4の個体を送ったとの連絡が届き、追跡番号は分かり次第連絡するとのことでした。

6. 6月8日 追跡番号の通知

数日後の6月8日、GPDから改めてJPPostの追跡番号が送られてきました。ただ今回もJPPost=日本郵便ではなく、佐川急便の番号でした。この件に関しても聞いてみたところ、Indiegogo側でJPPostしか対応していないためこうなっているとの説明でした。

7. 6月9日 GPD WIN4本体到着

翌日、6月9日ようやくGPD WIN4が到着。佐川急便の配達員に現金着払いで関税(商品代金の約1割+手数料1,100円)を支払い、無事受け取り完了です。宛名には依頼主として株式会社スコア・ジャパンと記載されており、調べたところ中国・日本間をはじめとする国際宅配業「流通王」を手掛けている企業でした。

少し長く待ったものの無事製品を受け取る事ができて満足

クラウドファンディングは集めた資金に応じて製品化に成功した際にお礼の品を送るという資金調達の仕組み上、製品化に頓挫して支援したコースの品が届かないケースすら稀にあります。というわけで通常の通販とは性質が違う物という前提で焦らず連絡のやり取りをしていましたが、今回のGPD側の対応はとても素早く、配送代行業者が状況を把握してGPD経由で連絡が来るまで1日で済んでおり、トラブルはあったものの解決まで非常にスムーズに進んで良かったです。

GPDのクラウドファンディングは今まで何度か参加してきた中で今回のようなトラブルは初めてでしたが、今後万が一こういった配送トラブルが発生した際の解決までの日程感などの何かしらの参考になれば幸いです。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。