Androidのおサイフケータイに対応したサービス「モバイルPASMO」のサービスが2020年春に開始します。
PASMOは関東地方を中心に、山梨県・静岡県でも導入されている交通系ICカード。今回サービスインするのはそのPASMOをおサイフケータイ搭載Androidスマートフォンでも使えるようにする「モバイルPASMO」です。
「モバイルPASMO」の商標自体は2017年に出願されていると話題になっていましたが、様々な理由から実現は難しいとされており、噂レベルに過ぎませんでした。しかし今回正式に発表され、満を持して3年越しに正式サービスが実現する形に。待ちわびた方も多いのではないでしょうか。
従来からAndroidのおサイフケータイ向けには「モバイルSuica」が配信されており、相互利用によってPASMOエリアでもモバイルSuicaで電車に乗り降りしたり買い物の電子決済を利用したりといった事は可能でしたが、唯一できなかったのがPASMO定期券のおサイフケータイでの利用。
相互利用によって乗車駅・降車駅どちらかがJRのSuicaエリア内であればモバイルSuicaで定期券を組む事ができたものの、どちら側にもJRの駅が無い場合、PASMOエリアではおサイフケータイで定期券を使う事ができないというのが実情でした。
今回モバイルPASMOが解禁される事によって、これが可能に。例えば小田急線や東京メトロで通勤・通学している方でもAndroidスマートフォンで定期券を使って改札を通れるようになります。
クレジットカードを利用した残高のチャージ、定期券の購入が可能になり、故障紛失時の再発行手続きも窓口に行かずに利用可能。
サービス開始日、サービスの詳細、対応機種等については、2020年3月初旬に公開との事で、続報が楽しみなところ。なお、現時点ではAndroidのみ告知されていますが、Apple Pay(iPhone、Apple Watch)への対応も是非実現してほしいところです。