昨日発売されたiPhone 12 miniにて、保護ガラス・ケースを装着している場合ロック画面でタッチパネルが正常に操作できない不具合が発生しています。
現象が発生しているのはiOS 14.2のiPhone 12 mini。同じ条件のiPhone 12、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxでは発生していないようです。
今回の不具合が発生する条件は以下のとおり。
- ガラス製保護フィルムを装着している(通常タイプ、全画面タイプにて確認)
- かつ、ケースを装着している(純正レザー、サードパーティTPUにて確認)
不具合が発生した場合、ロック画面でタッチパネルがほとんど反応せず、ロック解除ができない状態になります。現象を記録した動画は以下のとおり。
なお、ロック解除した状態で保護ガラス・ケースを装着した場合、タッチパネルは問題無く操作可能。現時点では「ガラスを装着している」かつ「ケースを装着している」かつ「ロック画面」でのみ発生する不具合となっているようです。
現時点で不具合を回避する方法としてはガラス無しでiPhoneを使う、あるいはケースなしでiPhoneを使うこと。また、後述するガラスではない保護フィルムを使えば現象が軽減可能です。
追記:ガラスでない保護フィルムで軽減可能
また、検証用にミヤビックスのOverLay Plus 9Hを買って装着してみました。OverLay Plus 9HはPET製のガラス製でない保護フィルム。9Hの傷つきにくい保護フィルム製品となっています。
実際にOverLay Plus 9HをiPhone 12 miniに装着して同じ条件で純正レザーケースと組み合わせて使ってみたところ、ロック画面でのタッチパネルの感度悪化問題は依然として若干感じるものの、画面端から指の先でしっかりスワイプ操作すればほとんど失敗せずロック解除は可能でした。面積の広い指の腹で操作すると反応しづらいですが、ロック解除の時のみ指の先で操作する事さえ気をつければ普段使いに困らない程度には改善したと感じました。
現時点で画面保護ガラスを使っていてこの不具合が発生している方にとっては最善の対策なのではないかと思います。
追記2:iOS 14.2.1で解消
2020年11月20日に配信されたiOS 14.2.1にて不具合が修正されています。このアップデートを適用すると上記の純正ケース+保護ガラスの組み合わせでも問題なく操作できるようになることが確認できました。