前後2つのレンズの映像を組み合わせて360度の動画を撮影できるフラッグシップカメラ「Insta360 X4」が発売されました。
Insta360 X4はInsta360のラインナップに新たに追加された360度カメラのフラッグシップモデル。アクションカメラに360度撮影を組み込んだInsta360 ONE X、ONE X2、X3に続く4代目モデルとなっており、8K360度撮影をはじめ従来モデルと比べて性能が大きく向上しています。
Insta360 X4が発表されたInsta360のライブイベントはこちら。
作例などが盛り込まれた公式のプロモーション動画は以下のとおり。
2022年に発売され、X4の登場に伴いエントリーモデルとして価格改定された先代モデルInsta360 X3からの進化ポイントは以下のとおり。
- 360度動画の解像度上限が5.7K→8K(30fps)に
- 5.7Kの360度動画のフレームレート上限が30fps→60fpsに
- 360度動画の最大ビットレートが120Mbps→200Mbpsに
- 100fpsの360度スローモーションが3K→4Kに
- シングルレンズ撮影が最大4K30fps→4K60fpsに
- ミーモードが1080p→4Kに
- 画面サイズが2.29インチ→2.5インチに拡大
- 画面の素材が強化ガラス→ゴリラガラスに
- バッテリー容量が1800mAh→2290mAhに
- 駆動時間が81分→135分に
- 音声制御が日本語でも可能に(X3は英語・中国語のみ)
- タイムラプスの最大解像度が8K→11Kに
- タイムシフトの最大解像度が5.7K→8Kに
- バレットタイムが5.7K/120fps・3K/240fpsに(X3は4K/120fps、3K/180fps)
- WiFi転送が19Mbps→30Mbpsに
- レンズガードが付属、着脱式に(X3は粘着式、別売)
Insta360 X3・Insta360 X4の比較表は別記事にてまとめているので詳しく比べたい方は参考までに。
撮影性能が底上げされているだけでなく、バッテリー容量の増加に伴い駆動時間が81分→135分に大幅増加。従来粘着式かつ別売だったレンズガードが着脱式かつ標準で付属するようになり、競合のGoPro MAXと比較して不足していた部分も改善。別売での強化ガラスのレンズガードも提供され、全体的に使い勝手の良いカメラにアップデートされています。
Insta360 X3も2023年にレビューして以来非常に気に入っている完成度の高い360度カメラでしたが、新型のX4は多方面に大幅に強化されており、特に車載映像の撮影をメインの用途に使っている身からするとバッテリーの増量とレンズガードの標準付属・着脱対応はかなり嬉しいポイントです。
Insta360 X4の価格は日本市場での価格は79,800円。購入は以下のリンクから。