Pixel Watchのウォレットに追加したカードは90日ウォレットアプリを開かないと自動削除される仕様

公開:2025.7.1 / 最終更新日:2025.07.01

数ヶ月前からApple Watchの代わりにPixel Watch 3をiPhoneで使う試みをしていますが、しばらくPixel Watch 3をAndroidの母艦から離れて使っているとGoogleからクレジットカードの登録が削除されたとの通知が届いたので、詳細を調べてみました。


当サイト掲載の外部リンクは一部収益化している場合があります。詳細はプライバシーポリシーにて掲載しています。

今回届いたメールは「Your card was deleted from your inactive Google Pixel watch 3」というタイトルのもので、Google Pixel Watch 3が90日間インターネットからオフラインだったため、非アクティブなデバイスとして扱い非接触決済のカードを削除する、という内容。

私の現在のPixel Watch 3の運用としては以前の記事で紹介したとおり通知転送アプリを使いiPhoneの通知を受け取り、決済はGoogleウォレットに登録されたVISAタッチとSuicaを使うという形で、セットアップに使用した母艦のAndroid端末のウォレットアプリはSuicaの残高が不足した時のみチャージのために開くといった形です。

母艦のAndroidは常に携帯していないとはいえ、コンデジ代わりに使っているXiaomi 14 UltraのためPixel Watch 3の接続圏内にある事が多く、日頃から接続はされておりAndroid側の通知もPixel Watchで受信できていたため90日もオフラインが続いたという通知には違和感がありました。

そこでGoogleウォレットのヘルプセンターでカードの削除の条件を確認してみたところ、削除の条件として記載されていたのが「90 日以上 Google ウォレット アプリを開いていない。」という項目。

確かに私は現在公共交通機関をほとんど使わない生活かつ電子決済もVISAタッチで多くの決済が完結してしまうためSuicaのチャージを長らくしておらず、3月にまとめてチャージした分で6月まで使っていたためチャージのためにAndroidのGoogleウォレットアプリは開いていませんでした。原因は恐らくこの項目で確定でしょう。

ウォレットアプリは3ヶ月に1回は開くべき

iPhoneでPixel Watchを使うというイレギュラーな運用をしていたからこそ遭遇した問題でしたが、解決方法としては90日に1回はAndroidのウォレットアプリを開くという事なので、それほどハードルは高くなさそうです。

なお90日間ウォレットを開かない場合は一旦クレジットカードがPixel Watch側から消えてしまうものの、再度母艦のAndroid端末でウォレットアプリを開くと再登録の必要もなく復活してくれました。また、Suicaに関してはプリペイド式である事からか他のカードが消えた状態でも削除されず、端末に残り続けていました(そのためSuicaを鍵にしたスマートロックを利用していても安心できそうです)。

3ヶ月以上運用した現在も今回の件以外においてはiPhoneの通知受信・VISAタッチ決済・Suicaによる交通機関利用が不満無く利用できており、「90日に1回はウォレットアプリを開く」という点だけ忘れなければ今のところはしっかりと実用できそうです。

アバター画像

キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はAI業界で働くUI/UXデザイナー。英国育ち。東京、湘南の生活を経て北海道へ移住し、理想の住環境を整えつつ乗り物趣味を満喫するべく試行錯誤中。