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88gの超軽量iPod touch 5th購入レビュー

kirica

iPhone 5と同時に発表されたものの発売日が明確にされていなかった五世代目iPod touchですが本日アップルストアで販売開始されたとの報告を受け、早速買ってきたのでレビューをお届けしたいと思います。

今までにない衝撃的な軽さのiPod touch

95g全部入りAndroidスマートフォン「Xperia SX」や先日発売されたばかりのiPhone 5にはその軽さに驚かされましたが、今回の5世代目iPod touchは完全に別次元の軽さ。

カタログスペック上の88gという数字の時点で今までとは一線を画する軽量化である事が見て取れますが、実際の体感はそれ以上のものだと感じました。

また、薄さも6.1mmと前例を見ない数字となっており、持ちやすさに大きく貢献しています。

付属品にはiPod touch loopが追加



他のApple製品と同じく、パッケージと同梱品はシンプルに収まっています。iPhone 5から採用されたApple EarpodsイヤホンとLightningケーブルに加え、iPod touch専用ストラップ「iPod touch loop」が付属。

簡単な説明書のクイックスタートガイドも付属しています。

専用ストラップのiPod touch loop



今回のiPod touchは付属のiPod touch loopを取り付けるためのフックが搭載されています。



左が通常時の状態で、押し込むと右の状態になりフックが浮き出し、iPod touch loopを取り付ける事ができます。特に特殊な構造でもないため、サードパーティのiPod touch専用アクセサリ販売も期待できるのではないかと見ています。

7.6mmのiPhone 5より更に1.5mm薄いボディ



歴代最薄のiPhoneとして発表されたiPhone 5と比べ1.5mmも薄いiPod touch 5th。重量もiPhone 5の115gと比べ88gと更に軽くなっており、丸く処理されたエッジとの相乗効果でとても持ちやすく仕上がっています。

背面は全面アルミ

上下がガラスになっている背面ツートン仕様のiPhone 5に対し、iPod touch 5thは全面アルミ。

前作の4世代目iPod touchは鏡面加工の背面が非常に傷付きやすく不評でしたが、今回の背面はかなり頑丈になったように見えます。

また、右上に見られる黒いパーツはおそらく金属で遮断されているボディからアンテナの電波を通す部分かと思われます。

iPhone 5が上下のみガラスで背面を全て金属にしなかったのも同じような問題が起因しているのかもしれません。

iPhone 5のホーム画面と比較



左側がiPod touch 5thのデフォルトのホーム画面、右側がiPhone 5のデフォルトのホーム画面です。メッセージアプリがあった場所にはFacetimeアプリ、電話アプリがあった場所にはメッセージアプリと、若干の配置変更がある事がわかります。

また電子コンパスはiPod touchでは省かれており、アプリごと削除されているようです。

画面の明るさ自動調節は非搭載


画面の明るさの自動調節は物理的にセンサーが省かれているため、設定画面にも該当項目はありませんでした。


500万画素カメラは6.1mmの本体に収まらず


スマートフォンメーカー各社は高画素化するカメラを本体に収めるエンジニアリングに苦戦していますが、Appleも例外ではなかったようです。6.1mmという驚異的な薄さを誇るiPod touchのボディからやむを得ず浮き出てしまったレンズは、本体を卓上に置いた際に不安定になる原因になっているのが気になりました。

また、今回からカメラにLEDフラッシュも搭載。4世代目でカメラ、5世代目で高画質カメラにフラッシュが搭載され、iPhoneとの搭載機能の差が縮まってきたように見えます。暗い場所で懐中電灯アプリなどが使えるのは地味に便利な点かもしれません。

iPhone譲りのピントの合わせやすいカメラ


上記はiPod touch 5thで撮影した写真。画素数こそはiPhone 4SやiPhone 5の800万画素に劣り500万画素しかないものの、フォーカスが高速で使い勝手の良い点はそのまま引き継いでおり、ランチの写真などの接写には重宝しそうです。写真加工アプリも充実しているiOSなので、日常的にさくっと美味しそうなお昼の写真を投稿したりとソーシャルに使うカジュアルカメラにぴったりなのではないでしょうか。

ディスプレイの視野角は大きく改善


前作の4世代目iPod touchは解像度こそはiPhone 4と同じでしたが、視野角がとても狭いディスプレイを搭載していました。しかし今回のディスプレイはその点が大幅に改善しており、視野角が大きく広がっています。16:9のワイド画面になった事もあり、動画再生用のメディアプレイヤーとしての使い勝手が大きく上がった事は間違いないでしょう。

ベンチマークスコアはiPhone 5に惨敗だが、動作に支障無し


Geekbench 2を使いiPhone 5との性能差を計測した結果が上記の通り。

1.3GHzのApple A6プロセッサにメモリ1GBを搭載しているiPhone 5に対し、iPod touch 5thは800MHzのA5プロセッサにメモリ512MBとハードウェア的に一世代前のiPhone 4S同等の処理能力となっています。

ただ、実際の動作は数字ほど大きな差は無く、動作の重いアプリの起動速度、スクロールあたりに差がでる程度でほぼ気にならないレベルでした。

明確に音質が向上、低音が強化


音質に対しては疑問符だったiPodシリーズですが、今回のiPod touch 5thでは明確な音質向上が見られました。

特に低音がクリアになっており、4世代目iPod touchと比べると非常に鮮明になっています。iPhone 5と比べても音のバランスが違うため、本来のオーディオプレイヤーとしての機能もしっかりチューニングが施されているようです。

総評:成熟したiPod、乗り換えるなら今

薄さ軽さが貢献し、同じ画面サイズのiPhone 5と比べても操作感が大きく向上しています。特にiOSのインターフェースにありがちな「斜め上の戻るボタン」も格段に押しやすくなっており、単にアプリを操作するだけならスペック差を加味してもこちらの方が快適なのではないかという程です。

年々新モデルが発売されるたびに性能が上がると同時にOSの要求スペックも引き上げられてきましたが、今回のiPod touchを触る限りそれも頭打ちに近いのではないかと感じます。iPhone 4Sと同じApple A5プロセッサを搭載しているにも関わらず非常に快適に動作しており、電話機能が必要ないのであればiPhone 5ではなくこちらを選ぶのも賢い選択肢かもしれません。

一方で本来のオーディオプレイヤーとしての音質性能も大きく向上しているため、「iPodは音質が悪い」という風評が払拭される時代が来たのではないかと思いました。

もしこの機種の購入を迷っている人が居るのであれば、自信を持って背中を押してあげたいですね。

最新モデル 第5世代 Apple iPod touch 32GB ブラック&スレート MD723J/A

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