イーモバイルから販売されているスマートフォン「GL07S」のSIMカードが、他社製の機種でデータ通信が不可能になりました。
先日まではGL07S購入時に契約されるSIMカードは他社のSIMフリースマートフォンで1.7GHzのBand3のイーモバイルLTEやSoftBank 3Gローミングにてem.stdのAPNでデータ通信が可能でしたが、今回突然それが不可能となったようです。
従来は全ての機種をSIMフリーで販売し、SIMカードの接続制限もかけてこなかったイーモバイルですが、SoftBankのネットワークを利用して販売されたNexus 5は本体こそはSIMフリーなもののAPNが非公開のためNexus 5本体以外の機種でのSIMカードの使い回しはできず、今回GL07Sも違った方法で同様の仕様になってしまったと考えられます。
なお、通話に関してはNexus 5 EM01LのSIMカード同様、GL07S以外の機種でも発着信可能な模様。
様々なSIMフリー端末で自由に使え、ウィルコムのように他社に実質かけ放題な誰とでも定額に対応し、一度制限解除すれば当月は実質無制限にデータ通信が可能な安価な回線として「GL07SはSIMカードが本体」とまで言われ一部の層に愛用されていたGL07Sの回線ですが、今回事前の告知無しに突然通信ができなくなってしまうのは困るユーザーが多いのではないでしょうか。悪い意味でのSoftBankとのシナジー効果が感じられます。