iPhone XS/XS Max発表。性能強化に加えゴールド、512GB、デュアルSIM、6.5インチモデルが追加

iPhone XS/XS Max発表。性能強化に加えゴールド、512GB、デュアルSIM、6.5インチモデルが追加

iPhone Xの後継モデルとなる「iPhone XS」とその大画面モデルの「iPhone XS Max」が発表されました。


iPhone XSはiPhone Xから順当に性能を強化した後継モデル。今回は大画面モデルとして「iPhone XS Max」が用意され、更に廉価版のiPhone XRもラインナップされています。公式のプロモーション動画は以下のとおり。

なお余談ですが、今回からAppleのプロモーション動画が4K画質で配信されており、4Kテレビに接続したApple TV 4KやiMac 4Kディスプレイモデルなどの高解像度環境ではより一層シャープな映像で鑑賞する事ができるようになっています。



iPhone XS、iPhone XS Maxの特徴は以下のとおり。

5.8インチに加え、6.5インチのiPhone XS Maxが追加

iPhone XS、iPhone XS Max

今回最も分かりやすいアップデートが、ラインナップの画面サイズ拡充。昨年のiPhone Xは5.8インチモデル単一サイズでしたが、今回は5.8インチに加え、従来の5.5インチのPlusシリーズと同等の幅で画面サイズを縦に伸ばした6.5インチの「iPhone XS Max」が登場。なお、Maxというネーミングに関しては従来のPlusからより一層大画面になった事から、名前も一新したとのこと。「Max」というネーミングは既にASUSが大容量バッテリーを搭載した「ZenFone Max」シリーズで採用しているため、既視感のある方もいるのではないでしょうか。

なお、蛇足ですがMaxとは英語で「最大」を意味する単語。文字通り6.5インチはiPhoneに搭載されたディスプレイサイズとしては過去最大のものとなっていますが、今後これより大きなサイズは出てこないのかもしれません。

カラバリにゴールドが追加

iPhone XS Maxカラバリ

iPhone XS、iPhone XS Maxは従来モデルのiPhone Xにあったシルバーとスペースグレイの2色に加え、今回から「ゴールド」を追加した3色展開となっています。なお、Apple Watch Series 4にもステンレスゴールドモデルが追加されているため、セットで色が合わせられるようになっています。

以上、サイズとカラバリが外観から分かる変化。また、それ以外で見分けられる細かい点ではフレームのアンテナラインの位置がiPhone Xから変更になっているため、iPhone Xで電波感度に不満を感じていた方は改善が見込める可能性があります。

デュアルSIM(中国版Maxのみ物理、それ以外はeSIM)対応

iPhone XS、iPhone XS Maxともに今回はデュアルSIMに対応。ただし物理的に2枚のSIMカードが刺さるのは中国(香港含む)モデルのiPhone XS Maxのみとなっており、それ以外のグローバルモデルに関しては従来通りの物理nanoSIMに加え、iPadの内蔵Apple SIMのようなeSIMを採用しています。海外渡航時に現地でSIMカードを購入せずともOTAで回線契約ができ、更に既存のSIMカードの番号で電話着信も可能なため、海外渡航が多いユーザーには便利な機能になりそうです。

なお、香港モデルのスペックシートを見ると型式番号が国内版とは異なり、FeliCa対応の記載もありません。デュアルSIM目当てであれば香港版iPhone XS Maxを輸入するのは手ですが、国内版とは仕様の異なるモデルとなってしまう点に注意が必要です。

容量に512GBが追加

iPhone XS容量

iPhone Xでは最大容量が256GBまででしたが、iPhone XSとiPhone XS Maxは512GBモデルもラインナップ。大容量のファイルを持ち運ぶヘビーユーザーにも耐える容量が選択可能となっています。

A12 Bionicチップ搭載

業界初となる7nmチップのA12 Bionicを搭載。iPhone X搭載のA11チップと比較すると15%速い2つのパフォーマンスコアを搭載した6コアCPU、2倍速い4コアのGPUを搭載しており、処理性能が今年も大幅にアップしています。

f1.4〜f13相当のボケを撮影後に調整可能に

iPhone XSポートレートモード

従来から2つのカメラを使って背景をぼかす「ポートレートモード」は搭載されていましたが、今回のiPhone XSとiPhone XS Maxからはそのボケのレベルを撮影後に調整可能。f値1.4からf値13相当のボケ効果をスライダーで調整して適用させる事ができます。

スマートHDR撮影が可能に

iPhone XSスマートHDR

A12 Bionicの機械学習を活用したスマートHDR撮影を新たに搭載、従来2枚の写真の連続撮影からの合成が難しかったような被写体でもラグを無くす事で撮影が可能になりました。

動画撮影がステレオ音声に対応

iPhone XSステレオ音声動画撮影

iPhone XS、iPhone XS Maxで撮影する動画がステレオ音声に対応しました。今回動画撮影性能も暗所が特に強化されているのですが、iPhoneの動画撮影性能が年々向上するにつれOSMO mobile 2などの3軸スタビライザーを用いてiPhoneで本格的な動画を撮影するユーザーも増えてきている中で、外部マイク無しで音声にも立体感が出せるのはこの波を後押しする形になりそうです。

防水性能がIP67からIP68にアップ

iPhone XS防水性能がIP68に

iPhone XではIP67の「水深1メートルで最大30分間の耐水性能」だったものがiPhone XS、iPhone XS MaxではIP68の「水深2メートルで最大30分間の耐水性能」に強化。iPhone 7で対応した防水機能ですが、着実に進化しています。

バッテリー持ちがiPhone Xと比較し強化

iPhone Xと比較すると、iPhone XSが+30分、iPhone XS Maxが+90分電池持ちが良くなっているとのこと。特にiPhone XS MaxはiPhoneとしては歴代最大容量のバッテリーを搭載しているとのことで、電池持ちが気になる方はMaxは心強い機種になりそうです。

FeliCaに「予備電力機能付きエクスプレスカード」が追加

公式のスペックシートを見ると、iPhone Xには無かった「予備電力機能付きエクスプレスカード」がFeliCaと並んでスペックに追加されています。おサイフケータイを搭載しているAndroidスマートフォンでは見慣れた機能ですが、これでiPhoneが電池切れで改札が通れなくなるという事が減りそうです。


以上、iPhone XSとiPhone XS Maxのアップデート内容でした。日本における直販価格はiPhone XSが11万2800円から、iPhone XS Plusが12万4800円からとなっており、予約開始は2018年9月14日の午後4時1分から、発売はその1週間後の2018年9月21日を予定しています。

今回の進化はiPhone Xから順当な性能の底上げのアップグレードといった印象で、デュアルSIMを除けば特段大きな飛び道具も無いため、昨年iPhone Xを買ったユーザーは無理に飛びつく必要は無さそうです。一方で、個人的にはiPhone 7 PlusからiPhone Xに昨年乗り換えた際、5.5インチから5.8インチに数字上は大きくなったはずの画面サイズが細長になってしまい画面サイズの面で不満があったので、今年のiPhone XS Maxの大画面モデル投入は大歓迎。512GBほどの大容量は不要なものの、64GBでは撮影した写真や動画を入れるのには心許ないため、中間の256GBのiPhone XS Maxを買おうと思っています。色に関しては悩ましいところですが、iPhone Xのシルバーを気に入っているので今年もシルバー続投かなと思いつつも、いつものごとく動画で新色を推されているので、1日半後の予約開始時間まで悩もうと思います。

キリカ

キリカ

ガジェットショットを作った人。PCはiMacとMacBook、スマホはiPhone XとXperia XZ2 Comact、カメラはRX100とα6000、車はLotus Elise。