国内版iPhone XRのSIMスロットを交換し、デュアルSIM化する方法が話題に。パーツは約1,000円で購入可能

国内版iPhone XRのSIMスロットを交換し、デュアルSIM化する方法が話題に。パーツは約1,000円で購入可能

国内版iPhone XR(シングルSIM+eSIM)のSIMスロットを海外モデルのものに換装し、物理デュアルSIM化する方法が話題になっています。


iPhone XRはAppleから2018年に発売されたモデル。iPhone XSの廉価版的な位置付けでありながら、同じ処理性能のA12 Bionicチップを搭載。大きな違いはディスプレイとカメラで、有機ELのiPhone XSと違い液晶のLiquid Retinaディスプレイを搭載、カメラは望遠レンズを搭載しないシングルカメラとなっています。

SIMスロットは日本を含むほとんどの国ではシングルSIM+eSIMの構成で、電子的に2枚目のSIMカードを追加はできるものの、物理的には1枚のSIMカードしか入らない仕様。例外的に中国/香港/マカオの3エリアで発売されたモデルのみeSIMではなく物理的な2つ目のSIMスロットを搭載しており、物理デュアルSIMの仕様となっています。

今回話題になっているのは、このデュアルSIMスロットのモジュールを海外から取り寄せて換装することで、国内モデルをデュアルSIM仕様にできるというもの。@motor_fan_2017さんのツイートによると、ロック解除済みの国内版iPhone XRのSIMスロットを海外版に換装することでデュアルSIM化できたとのことで、ドコモとソフバンクのSIMカード2枚を挿入して接続しているスクリーンショットが添えられています。

参考にしたとされているチュートリアル動画は約2ヶ月ほど前にガレージ99札幌店というYouTubeチャンネルにて公開されているもので、以下のとおり。

動画を見る限り、換装手順は至ってシンプル。ネジを外してiPhoneのスクリーンを取り外し、3つのネジで固定されているSIMスロットをデュアルSIMモデルのものに交換するだけ。ディスプレイやバッテリーの交換などでiPhoneの分解を経験している方であれば、難なくできる内容に見えます。

動画ではSIMスロットを換装して電源を入れるだけで2枚のSIMカードを認識しており、SIMスロットの取り替えだけで特別なソフトウェア的な変更は無しにそのままあっさり使えているようです。

なお、このようにシンプルにSIMスロットを交換できるのはiPhone XRに限るようで、iPhone XS Maxに関しては構造の違いからeSIMモジュールの取り外しが別途必要で、ハードルが高いようです。なお、この年のiPhoneはiPhone XRとiPhone XS MaxのみデュアルSIMモデルをラインナップ。iPhone XSはデュアルSIMモデルがラインナップされませんでした。

パーツはAliExpressなどから輸入可能

iPhone XR用のデュアルSIMスロットのパーツはAliExpressなどから輸入可能で、SIMスロット+SIMトレイのパーツ代はたった1,000円前後で購入できるようです。なお、iPhoneを分解するための工具もAmazonなどで安価に流通しています。

iPhone XR自体、iPhone 11シリーズの発売に伴いApple公式で84,800円→64,800円に2万円の値下げをしたばかりで現在かなりお買い得に手に入るモデル。

iPhoneのデュアルSIMは物理デュアルSIM、eSIMともにデータ通信できない場合サブのSIMにフォールバックして接続を試みる機能が追加されたりと、魅力的になっているタイミング。国内モデルではローミングを除くと現状IIJmioのeSIMしか選択肢が無く、デュアルSIMをフル活用できるのは物理デュアルSIMの方が有利な状況。iPhone XRをカスタムしてデュアルSIM化するのはかなり面白そうです。

自分は昨年のiPhone XRは手放してしまったので検証できませんが、今年新しく購入したiPhone 11も同じような構造で出来そうであればチャレンジしてみたいなと思いました。

なお、当然ながらiPhoneを分解する行為はAppleのメーカー保証が受けられなくなるため注意が必要。興味がある方は自己責任でチャレンジしてみてください。

キリカ

キリカ

ガジェットショットを作った人。最近まで学生生活の傍ブログを書いていましたが、今はデザイナーとして働いています。休日は愛車の「エリーゼ」「ジュリエッタ」に乗ってドライブに出かけたり、写真を撮ったり楽しんでいます。