iPhone 5になり形状が小さくなったnano SIMについてSoftBank版は他社のXiスマートフォンとまで互換性がある事が先日確認されましたが、今回はau版iPhone 5のnano SIM(au nano ICカード)の互換性を検証してみました。
通話・3G通信は利用不可、電話番号は認識
今回検証に利用したのはHTC J ISW13HT。SIMスロットを搭載しつつもWiMAXが使え、au端末としては持ち込み機種変更の手続きが不要でau ICカードを差し替えられる「レベル2ロック」がかかっていない機種のため検証には最適です。
まずは通話と3G通信。
iPhone 5のnano SIMを挿入してもアンテナピクトの電波表示はされず、通話や通信も利用出来ませんでした。
しかしながら端末設定>バージョン情報>電話IDと進んでみた所、挿入しているSIMカードの情報が表示されており、SIMの認識自体は出来ているようです。
おそらく他のau端末にSIMを挿しても同じ結果になるのではないでしょうか。
WiMAXによる通信は成功
さて、SIM自体は認識しているようなので試しにWiMAXをオンにしてみます。
するとWiMAX接続に成功しました!
アンテナピクトはぴくりとも反応していませんがこの状態でちゃんと通信も出来ました。
うまく使えば7GB制限の突破口にも?
通話が出来ないため、WiMAXだけ使えても正直仕方ないのですが、auのLTEプランには7GB制限が有ります。
もしWiMAXが525円だけの課金で利用可能であればテザリング等で大量のデータ通信を行う時だけ他の端末にSIMを挿しWiMAXを利用する事で7GB制限による規制を上手く回避出来るかもしれません。
※nanoSIMをiPhone 5以外の端末に挿入し通信をおこなった際の請求額に関しては正確に確認が出来ていません。nanoSIMをiPhone 5以外の端末に挿入し、万が一請求額が高額になっても一切の責任は取れませんので、自己責任で行って下さい。