本日、ウォークマンNW-F880シリーズにソフトウェアアップデートが配信されました。
DSEE HXと楽曲検索機能が追加、W.ミュージックの動作も改善
ソニーのアップデート情報によると今回のアップデートでの変更点は以下の通り。
[1] DSEE HX機能を追加
[2] W.ミュージックのトラック検索機能を追加
[3] Bluetooth使用後、まれに音質設定が働かない場合がある症状を改善
[4] 再起動後、最初に音楽を再生した時ににノイズが発生する場合がある症状を改善
DSEE HX
今回の第一の目玉、DSEE HX。従来の高音域補完技術DSEEを進化させ、圧縮音源の楽曲をなんとハイレゾ相当まで変換します。ただし本体への負荷が大きく、連続再生時間が大幅に減る事がアナウンスされているので注意が必要です。
また残念ながらDSEE HXが搭載されたと同時に通常のDSEEは削除されています。電池持ちの悪化が公式でアナウンスされているだけに、圧縮補完機能の妥協として利用できそうな通常版DSEEが削除されたのは非常に残念です。
楽曲検索機能
次に追加されたのは楽曲検索機能。楽曲タイトルやアルバム名で検索ができるようになりました。Media Go等で読み仮名を登録している場合、漢字に変換することなく読み仮名で検索ができるのが便利です。
アルバム一覧でのスクロールの動作も改善
左がアップデート前、右がアップデート後の映像です。上記のもの以外にも、F880の一番の欠点とも思えたアルバム一覧でのスクロール動作も大きく改善され、これまでは引っかかりがひどく全く進まなかったスクロールが快適なものになっています。
今回のアップデートでNW-F880はひとまず製品として完成した事になります。正直なところ、UIの差でXperia搭載のWalkmanアプリの方が快適なところは依然変わっていませんが、それでもZ1000、F800とあまりいい出来とはいえなかったW.ミュージックがここまでここまで快適になったのは素晴らしいことではないでしょうか。
動作も改善されて音楽プレーヤーとして更に進化したウォークマン。今後もアップデートに期待したいところです。