ソフトバンクモバイルは3月4日より、自社端末に限定していたプリペイド契約のスマートフォン「プリスマ」のサービスを他社のSIMフリー音声端末でも利用可能にすることを明らかにしました。
今回サービス対象となったのが、SIMロック解除されており、日本国内の「技術基準適合証明」を取得している他社販売の機種。契約時に携帯電話機固有の製造番号(IMEI)が確認できることも条件で、更に音声通話に非対応の端末(タブレットやデータカード)や、iPhone/iPadは今回のサービスの対象外。
通信方式は3G(WCDMA)のみで、LTEには非対応。「プリスマ専用パケット定額サービス」は、2日で900円・200MB、7日で2700円・700MB、30日で7000円・3GBの期間に応じた3種類から選択可能。SIMカードは通常SIM/microSIMから選択できます。
SIMフリー、IMEIが確認可能、技適マーク付き、WCDMA規格で3GのSIMカードでも利用可能という条件下となると利用できるのはドコモのSIMロック解除に対応したFOMAスマートフォン、元からSIMフリーで販売されていたイーモバイルのスマートフォンが主な利用可能機種だと思われます。
一部、auの+WiMAX機種の中に改造を必要とせず、アンロックコードを入力するだけでauのCDMA/WiMAX機であるのにも関わらずWCDMAが利用可能になり、ドコモやSoftBankのSIMカードで通信できたMOTOROLA PHOTON ISW11Mという機種がありましたが、そういったイレギュラーな機種にも対応してくれるのか気になるところ。
先日MVNOへの回線解放が話題になったばかりのSoftBankですが、こうして徐々にSIMフリー時代の動きが各キャリア、特にSIMロックに固執し続けてきたSoftBankにすら見られるようになってきたのは時勢を感じさせられますね。