GALAXYアンバサダーイベントでお借りしたGALAXY Gear 2 Neoを一ヶ月使ってみたのでレビューしたいと思います。
GALAXY Gear 2 Neoは今回のGALAXY Gearシリーズの「Gear 2」「Gear Fit」と並ぶ廉価モデル。GALAXY Gear 2からカメラと金属パーツを取り除いたもので、Gear 2同様に独自アプリが利用可能。
外観
スピーカーを搭載し通話や音楽再生も可能
GALAXY Gear 2、Gear 2 Neoは通話の発着信に対応し、腕時計上で着信を取ったり連絡先から発信する事ができます。腕時計で電話できるのは中々近未来的で人に見せるとびっくりする機能です。スピーカーを内蔵しているので腕時計単体で受話器が完結できる他、Bluetooth接続のヘッドセットでも通話可能。
また、GALAXY本体から音楽をGearに転送して聴く事も可能で、スピーカー・Bluetoothヘッドセットに両対応。初代Gearからのアメリカのユーザーの要望でGear単体で音楽再生できるようになり、GALAXYは家に置いたままGearのみでランニングに出て歩数計測しながら音楽を聴く事ができるようになっています。
Androidアプリの通知をGearに転送可能
Gear 2/Gear 2 Neo/Gear FitはAndroid上の任意のアプリの通知を受信する事が可能で、FacebookやTwitter公式アプリはもちろん、通知に対応した任意のTwitterクライアントやLINE、Gmail、RSSリーダーなど、全てのアプリの通知をリアルタイムに受け取る事ができます。Gear 2 Neo本体にはバイブレーターが搭載されており、通知がきたら非常に気付きやすいのが便利。
GALAXY側・Gear側から双方に追跡可能
GALAXY側のGear ManagerからもGear 2 Neo側からも、双方の場所が分からなくなった時に音を鳴らす事ができます。どちらからも出来るというのが地味に便利。
GALAXY S5のロック解除をスキップ
GALAXY Gearとペアリングして一緒に持っておく事で、GALAXY S5の画面ロックのパスコード入力を省略する事ができます。これも便利。
Tizenを搭載した事による電池持ちの飛躍的改善
初代GALAXY Gearはバッテリー持ちが悪くほぼ毎日充電する必要がありましたが、今回のGearシリーズはOSにTizenを採用。細部までカスタマイズしてバッテリー持ちに最適化させる事で、バッテリーサイズを落としつつも非常に長いバッテリー駆動時間を実現しています。実際今回GALAXYアンバサダーイベントでお借りしてから5日目まで充電する必要が無かったので充電器の使い方を知らなかった程バッテリーのパフォーマンスは良くなっています。
Gear 2、Gear 2 Neo、Gear Fitどれを買うべきか
今回OSをTizenにしてバッテリー持ちを飛躍させた副作用として初代Gearのアプリが使えなくなっているため、現状でまともに使えるアプリが殆ど無いという欠点があります。初代Gearでデモされて評判だったLINEアプリなども使えなくなっており、アプリによる拡張性は乏しいものとなっています。
それを踏まえ、用途別でおすすめできる機種は以下のようになります。
カメラが使いたい:Gear 2
通話が使いたい:Gear 2/Gear 2 Neo
カメラも通話も要らない:Gear Fit
現状で実用的なアプリが少ない事を考えると、個人的におすすめできるのはGear Fitかなと思います。
Gearシリーズは今回Tizen採用で電池持ちが非常に良くなった事と、リアルタイムで通知を転送できる利便性を兼ね備えた事で、かなりウェアラブルデバイスとしての完成度が高くなっていると感じました。GALAXYシリーズのスマートフォンを持つなら是非活用したいアイテムです。