AppleがiPhone 6を発表するであろうイベントまで残り6時間を切りましたが、技適情報によるiPhone 6の対応周波数の推測情報をピックアップして紹介します。
6月のblog of mobileさんのエントリによると、毎年発表前にiPhoneと同様の周波数対応の端末を技適申請している事から、Upside合同会社という企業がAppleの代理で発表前の技適認証を通していると推測できるとのこと。
Upsideの申請した機種の中で従来のApple製品の代理申請機の命名法則から今年度のiPhoneは「A41」「A36」の2機種であり、この2機種の対応LTEバンドは1/3/8/18/19/28/41とのこと。
Band 1はドコモ・au・SoftBankが主力で展開している2100Mhz帯のFDD-LTE。Band 3はドコモの東名阪エリアに展開されている下り最大150MbpsのXi、及びY!mobile(旧イーモバイル)が展開し、親会社のSoftBankがiPhoneなどの機種で利用しているている1700MHz帯のFDD-LTE。Band 8はSoftBankが今年から細々と展開中の900MHz帯のプラチナLTEと呼んでいるFDD-LTE。Band 18はauの800MHz帯の主力網のFDD-LTE。Band 19はドコモが展開している800MHz帯のFDD-LTE。Band 28はドコモ・au・旧イーモバイルに割り当てられた700MHz帯のFDD-LTEで、各社現状ではサービスインしていないものの今後展開予定。Band 41はUQが展開しauがとして最新機種のスマートフォンに搭載し始めたWiMAX 2+、及びSoftBankが展開しているAXGP規格のSoftBank 4Gで採用されている2500MHz帯のTD-LTE。
以上、A41/36に搭載される全てのLTEバンドは日本の電波事情にジャストミートな組み合わせであるため、iPhone 6の日本向けモデルであるとすれば現実味のある情報となっています。また、この情報が正しければiPhone 5s/5c同様、ドコモ・au・SoftBankで1モデルの統一機種となる見込みです。そうであれば是非ともSIMフリー版を買いたいところですが、発売日からApple Storeにて販売してくれるかどうかの情報は不明なので期待しておきたいところ。
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