Apple Online StoreとApple Store店頭で販売されているSIMフリーのiPhone 6/iPhone 6 Plusですが、SIMカード無しにWiFi運用するにもセットアップ時にアクティベーションが必要となっているので注意が必要です。
SIMロック版のiPhoneではSIMロックが施されたキャリアのSIMカードが無ければiPhoneのアクティベーションが出来ず、セットアップを開始する事が出来ないのはある程度知られています。しかし、SIMフリー版のiPhoneも実は以前からSIMカードによるアクティベーションが必要で、SIMカードが無ければセットアップを開始する事が出来ない仕様となっています。
デバイスオンリーで売られているSIMフリーのiPhoneは一見そのまま起動すれば利用できるように見えますが、SIMカードが無ければWiFi運用はおろかセットアップ自体行う事ができません。対策としては数百円のナノSIMサイズのアクティベートカードを用意しておくか、契約済みもしくは解約済みのSIMカードを用意しておき、アクティベーション時に挿入すること。
一度アクティベーションを完了すれば、本体を復元などによって初期化しない限りSIMカードは不要となります。
一方、セルラー版のiPadシリーズに関してはSIMスロットがあるものの、アクティベーションにSIMカードは不要。SIMフリーのデバイスオンリーで購入した場合でもSIMカード無しにセットアップして利用する事ができます。
同じSIMフリーのApple端末でもiPhoneはセットアップにSIMカードが必要でiPadは不要なのは不公平に感じるところもありますが、携帯電話とタブレットという事で仕方ない違いなのかもしれません。SIMフリーのiPhoneをあえてWiFi運用する方は少ないかもしれませんが、通販などでSIMカードが届くまでSIM無しで使おうと思っている方は注意が必要です。