ドコモ、25日発表を目処に他社対抗で割安版カケホーダイ導入の検討に着手

産経新聞によると、NTTドコモが他社対抗で現行の「カケホーダイ」プランの割安版の導入の検討に着手したようです。


docomo kakehodai
iPhone 6s/iPhone 6s Plus発売を目前にしてauはスーパーカケホ対抗するSoftBankは同日中にスマ放題ライトを発表しました。いずれも従来の2700円で通話し放題の通話定額プランより1000円割安にする代わりに無料になる通話時間を5分までに制限するというもので、どちらもパケット定額に関しては最低容量の2GBのものは選択できず、auは3GBから、SoftBankは5GBからとなっています。

1700円の割安プランをライバル2社に導入されたドコモはこれに対抗するプランの検討に着手。iPhone 6s/iPhone 6sの発売日である9月25日までに発表し、両社への加入者の流出を防ぎたいとのこと。ドコモは通話定額ではない旧プランを廃止しており、「カケホーダイ強制」である唯一のキャリア。一方の他社は通常の通話定額プラン、5分までの通話定額プラン、従来の通話定額無しのプランが選択できるため、料金プランの面でドコモは一見割高感が否めない状況となっています。

ただドコモはカケホーダイ強制ではあるものの、月々サポートなどの割引額も大きく、一人あたりの料金を安くするのではなく家族全員で月間のパケット通信量をシェアする「シェアパック」や家の固定回線をドコモ光にすることで安くできるという提案を強く推しているキャリア。以前新料金プラン強制のドコモを攻略!格安SIMより安い月額1,734円でカケホ+4GBのiPhone 6を使う方法の記事でも書いたとおり現状でも既に割安運用は可能となっており、根底でユーザーあたりの月額を引き上げていたカケホーダイプランを引き下げてしまう「カケホーダイ・ライト」でも導入しようものなら、4人家族であれば月額は4000円減。ドコモの収益は厳しくなりそうです。

もしカケホーダイ・ライトを導入するのであれば他社のように組み合わせられるパケット定額プランの容量の下限を設ける事でユーザー単価を維持しなければなりませんが、家族ぐるみでのシェアパックを推進しているドコモであれば最安であるシェアパック10(10GB)はカケホーダイ・ライト適用不可などの理不尽な厳しい条件を設けなければならず、ただ他社を真似するだけではなく、かなり工夫が必要になってきそうです。

iPhone 6s/iPhone 6s Plusの予約は各社オンラインから可能。自分はドコモで予約したので、今回の割安版カケホーダイの発表からは目が離せません。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。