カメラの老舗メーカーLeicaの技術を取り入れたP9シリーズの製造を手掛けるファーウェイが昨日新たなスマートフォンを公式発表しました。
今回発表されたのはP9シリーズとは異なる”honor”ブランドのhonor 8。honorブランドは比較的デザインやスペックよりもコストパフォーマンスを重視する傾向にあります。
しかしながら今回のhonor 8は表面は2.5Dガラス、側面にはメタルフレーム、背面には綺羅びやかな光沢をあしらうなど、他のハイエンドスマートフォンと比べても引けをとらない質感の高さを実現しているように見受けられます。スペックに関しても、フラッグシップモデルのP9譲りのデュアルレンズカメラ(Leica技術は無し)や5.2インチFHD液晶ディスプレイ、Qualcomm社のSnapdragon 810の処理能力を上回るチップセットのKirin 950等、充分過ぎる性能。三種類のモデルが存在し、RAM3GB/ROM32GBモデルが1999元(約31000円)、RAM4GB/ROM32GBモデルが2299元(約35000円)、RAM4GB/ROM64GBモデルが2499元(約38000円)となっています。
新たな技術や抜きん出たスペックは備えず、またデザインも今季のAQUOSシリーズとGalaxyシリーズを足して2で割った様な二番煎じ感はありますが、質感高めのデザインと必要充分なスペックをこの価格でリリースするのは他社にとっても脅威なはず。ミッドナイトブルー、パールホワイト、ミッドナイトブラック、サンライズゴールド、サクラピンクの計5色から選べる豊富なカラーバリエーションも魅力的です。
日本国内で同ブランドは去年6月に発売されたhonor6 Plusを最後に音沙汰無し。是非国内でも展開してほしいところですが、つい最近P9シリーズやMateBookを発表したばかりなので望み薄かもしれません。