先日輸入したXperia XAですが、国内版Xperiaの日本語入力システムのapkファイルを入れる事でそのまま移植ができました。
海外で販売されているXperia XAはシステムとしては日本語の表示に対応しているものの、Xperiaシリーズの特徴である日本語入力の「POBox Plus」がプリインストールされていません。そこで今回は国内で販売されているXperia X PerformanceからPOBox Plusの移植を試みてみました。
apkファイルの抽出
Androidにインストールされているアプリのapkファイルを取り出す方法は多くありますが、今回はAirDroidを使用。PCからAndroidの中身にWiFi越しにアクセスできるアプリで、インストールされているアプリを取り出す事も可能。今回抽出したXperia X PerformanceにインストールされていたPOBoxのファイル名は「POBox Plus (日本語)_3.3.A.0.7.apk」でした。
apkファイルのインストール
再びAirDroidやmicroSD、microUSB経由などで先ほど取り出したapkファイルをXperia XA本体に転送しインストールします。Androidのデフォルトの設定ではGoogle Play外のapkファイルをそのままインストールする事ができないので、設定から「ロック画面とセキュリティ」を開き、「提供元不明のアプリ」にチェックを入れて許可する必要があります。apkファイルのインストールはダウンロードしたapkファイルをそのままファイラーアプリなどで開くだけで可能。
Xperia以外のAndroid端末にapkファイルを移植するとIMEが起動しないようにブロックされているPOBoxですが、元々プリインストールされていないXperia XAに関しては無事起動可能でした。なお、確認のためGalaxy S7 edgeに同様にインストールしてみましたが、起動する事はできませんでした。
Xperia XAはXperia X Performanceと解像度が違うため一部画像パーツが正しく表示されない問題がありましたが、使う分には支障はありませんでした。
Xperia XAはGoogle日本語入力やATOKなどをインストールすれば日本語入力が可能ですが、やはりXperiaに馴染んだユーザーとしてはPOBoxで入力したい人も多いはず。狭額縁のボディも相まって非常に文字が打ちやすい機種なので、移植元のXperiaがある方は是非試してみてはいかがでしょうか。
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