かねてから2017年中に投入を予告していたGPDの新作7インチノートパソコン「GPD Pocket」がクラウドファンディングサイトINDIEGOGOにて出資受付を開始しています。
GPD Pocketは7.0インチディスプレイを搭載した小型ノートパソコン。2016年に5.5インチディスプレイとゲームパッド、QWERTYキーボードを搭載しOSにフルのWindowsを採用した「GPD Win」を見事クラウドファンディングにて製品化に成功したGPDによる新作で、今回はゲームパッドが取り除かれ、スペックが底上げされ、よりWindowsノートパソコンとしての実用性を高めたモデルとなっています。
GPD PocketとMacBook Air、Surface 3のスペック比較表。GPD PocketはIntel Atom x7 Z8700をCPUに採用し、1920×1200の7インチディスプレイ、4GBのRAM、128GBのストレージを搭載。MicrosoftのSurface 3に匹敵するスペックを搭載しつつも、7インチタブレット並のポータビリティを実現。重量はわずか480gとなっています。OSはGPD Winに採用されていたWindows 10 Homeのほか、Ubuntu 16.04 LTSも選択可能。
追記:公式から仕様変更の発表があり、RAMは4GBから8GBに変更され、CPUもZ8700からZ8750にアップグレードされるようです。
キーボード下部にはポインティングデバイスを搭載し、側面にはフルサイズのUSB 3.0ポートに加えイヤホンジャック、microHDMI、USB type C端子を搭載。
INDIEGOGOのキャンペーンページでは$399からの出資を受け付けており、WindowsモデルとUbuntuモデルが選択可能。6月の出荷を予定しています。また、1台よりもやや安くなる2台セットと5台セットのコースも用意されています。なお、日本への配送料は無料。クラウドファンディングで出資を行えば$399(記事公開時のレートで約4.6万円)で本体が手に入りますが、製品版の定価は$599を予定しているとの事なので、気になっている方はクラウドファンディング版を押さえておくことをおすすめします。
公開当日ながらクラウドファンディングとしては既にゴールの$200,000を達成済みと、GPD Pocketへの注目度の高さが伺えるスピード感。ただWindowsモデルのGPD Pocket単体コースの枠は執筆時点では限定5000個のうち250個しか売れておらず、$399でGPD Pocketが欲しい方はまだ余裕がある状態。気になる方は以下のリンクから