5.7インチディスプレイとフルキーボードを搭載した2つ折り端末「Gemini PDA」がクラウドファンディングサイトIndiegogoにて出資を募集しています。
Gemini PDAはイギリスのPlanet Computers社の開発しているクラムシェル型端末。スマートフォンと同様にポケットに入るサイズ感でありながら、物理キーボードを搭載することでどこでも文字入力を伴う生産活動を行えるマシンというコンセプトになっています。
スペックとしては5.7インチの解像度2880×1440のマルチタッチディスプレイを搭載し、CPUは2x Cortex A72 @2.5GHz・4x Cortex A53 @2.0GHz・4x Cortex A53 @1.55GHz、4GB RAM、64GBストレージ、500万画素フロントカメラ、USB type C端子は2つ搭載。バッテリー容量は8000mAh。OSはAndroidとLinuxのデュアルブート構成。
WiFiモデルとLTEモデルがラインナップされ、LTEモデルはバンド1/2/3/4/5/7/17/20に対応し、VoLTEによる通話も可能。また通常のSIMスロットに加え、eSIMにも対応。
用意されている出資コースはWiFiモデルが$299、LTEモデルが$399。LTEモデルに関しては先着600名のThe Gemini Early-bird Specialとして$349の特別価格も用意されています。
先日同様にクラウドファンディングに登場したGPD Pocketと二つ折りのキーボード搭載端末という点では似ていますが、Windows(またはUbuntu)を搭載するGPD Pocketと違いこちらはAndroidとLinuxのデュアルブート。またGPD Pocketのクラウドファンディング版では見送られたLTEもこちらは搭載しています。
クラウドファンディング出資後、Gemini PDA本体が出荷されるのは2017年11月を予定。ポケットに入りどこでもフルキーボードで文字が打てて電話もできる端末は近年国内では出ておらず、この手の端末を求めていた方には貴重な一台になりそうです。詳細は以下のリンクから。