HTCサポーターズクラブの端末モニターキャンペーンでお借りしているHTC U11のカメラを様々なシチュエーションで試してみました。
HTC U11は今月auとSoftBankから投入されたHTCの最新スマートフォン。画像処理エンジンなどを開発しているDxOの運営するDxOMarkのモバイル部門にて世界最高スコアの90を記録しており、スマートフォンのカメラとして高い評価を受けているモデルです。なお、DxOMarkのモバイル部門での他の機種のスコアは2位がGoogle Pixelで89、3位がHTC 10・Galaxy S8・Galaxy S7 edge・Xperia X Performanceと並んでおり、その下が87でHuawei P10、Xperia XZなどが並んでいます。
DxOMarkの評価によるとHTC U11はオートフォーカスが非常に速く、色の正確なノイズの少ない写真・動画が撮影できるとのことでしたので、今回実際にその実力を試してみました。
建物と空を撮影
ビルの谷間から空を見上げて撮影した一枚。ビルの窓の解像感がしっかり出ており、空の色もしっかりと表現されています。
同様に夕焼けの時間帯に撮影。ディテール・コントラストに表現力があると感じます。
緑のあるシチュエーションで撮影。
料理を撮影
暖色系の料理を撮影。食欲をそそる写真に仕上がっています。
続いて刺身。エビのディテール感がしっかり出ています。
3枚目は接写ではなく引いて撮影。スマホでの料理の撮影は寄って背景をボカして”盛った”構図がSNSウケしやすいですが、U11はこういった引いた構図でもツヤやディテールが伝わりやすく、コンデジ的な領域に踏み込んでいます。
逆光で撮影
屋内の窓際にて逆光の被写体を撮影。HDRが適度に効いています。雰囲気が上手く伝わるでしょうか。
海岸にて撮影
海岸の石を真上から撮影したもの。壁紙に設定してもメーカープリインストールの壁紙かと思うような解像感の高い写真が撮れました。
深夜の首都高で撮影
ビルをバックに深夜の首都高のパーキングエリアで撮影したもの。ノイズの乗りやすい環境で撮ったものの、スマホの手持ち撮影としては上出来。同じ構図でiPhone 7 Plus、Galaxy S8、Xperia XZsで撮影したものをモバレコのレビュー記事にて公開していますが、HTC U11はGalaxy S8よりもノイズが少なく、Xperia XZsより色が正確で、iPhone 7 Plusよりディテール感のある写真が撮れているのではないでしょうか。
高速フォーカス
動画撮影にてフォーカス速度を試してみました。画面はタップせず完全に中央のオートフォーカスに任せていますが、非常に高速にピントが合うことがわかります。
ハイパーラプス撮影
動画撮影のハイパーラプス機能をテスト。一定時間撮影し続けた後に、何倍速で短縮するかを選択して保存する事ができます。
3Dオーディオ録音
HTC U11は4つの360°全方位マイクを搭載しており、立体感のある3Dオーディオ録音が可能。今回は海岸で撮影したため風の音が入ってしまっていますが、波の音の立体感が感じられるでしょうか。
DxOMarkにて最高評価という前評判を聞いてハードルの高い状態で今回のカメラテストに臨みましたが、実際に撮れた作例を見るにHTCがDxOMarkの評価をアピールするだけの事はあるものが撮れていると感じました。今回HTCサポーターズクラブのモニターとしてHTC U11をお借りしてカメラを試してみましたが、個人的に購入したGalaxy S8よりもカメラの完成度が高いと感じており、カメラ目当てであればこちらの機種が選択肢として強くおすすめできます。HTC U11はau、ソフトバンクから販売中となっています。
HTC U11本体のレビューはこちら。