DJI純正の半額以下の社外品。Osmo Action用のVemicoブランドの予備バッテリー&充電器セットを試す

DJIが2019年に発売したアクションカメラ「Osmo Action」用に販売されているVemicoというブランドのバッテリー&充電器をレビュー用に無償提供頂いたので紹介していきます。


Osmo Actionは2019年に発売されたDJIのアクションカメラ。昨年レビューしているとおり強力な手ブレ補正はもちろん、ライバルのGoProには無かった前面のディスプレイを搭載し、発熱対策で放熱用のフィンが付いているなど、アクションカメラとしての実用性の高い一台となっています。現在Amazonで約3.5万円で購入可能。

DJI純正の予備バッテリー&充電器のセットは約9,000円で販売されていますが、今回提供頂いたサードパーティのVemicoの互換品は3,780円で同様のセット内容となっており、コストパフォーマンスの高い選択肢となっています。

パッケージ内容

こちらがVemico充電キットの箱。特に専用のパッケージは用意されておらず、必要最低限といった感じ。

同梱品は写真のとおり。USB type A→Cケーブル、バッテリー充電器、バッテリー本体&ケース×2が入っています。

ケースにはバッテリー本体のほか、microSDも収納できるようになっているのが便利。

DJI純正品との違い

Osmo Action本体に付属するDJI純正バッテリーと外観を比較。Vemicoはオレンジのラベルが特徴的です。容量は純正同様1,300mAh。

バッテリーをOsmo Action本体に固定するツメの部分が純正は金属のところ、Vemicoは樹脂な点がコストカットが感じられるポイント。Vemicoのバッテリーも純正品同様に防水パッキンは搭載されていますが、DJIが謳っているOsmo Actionの水深11mまでの防水性能を有しているかどうかは不明。

充電器をチェック

同梱の充電器の入力端子はUSB type C。

同時に3つのバッテリーが充電できるようになっており、付属の2本+Osmo Action付属の1本を全てこれ1台で充電できます。

注意点としては、USB type Cポート搭載なものの、USB PDの充電器ではこの充電器は一切給電されず、利用できないところ。USB type A→USB type Cのケーブルで従来のUSB充電器から給電する必要があります。

Osmo Actionに実際に装着

VemicoのバッテリーをOsmo Actionに装着したところ。DJI純正バッテリーは蓋の部分に注意書きラベルがありますが、Vemicoのものは何も貼られていないため、とてもクリーンなルックスになります。ツメの部分は金属ではなく樹脂となっていますが、装着感に関しては問題無し。

DJI純正品とバッテリー持ちを比較

実際にDJI純正バッテリーとVemicoのバッテリーを満充電した状態でOsmo Actionに装着し、最も負荷の大きい4K/16:9/手ブレ補正(RockSteady)オン/60fpsの設定で何分撮影できるか比較してみました。結果は以下のとおり。

撮影時間
DJI純正バッテリー 58分
Vemicoのバッテリー 54分

DJI純正のバッテリーは昨年購入して多少消耗しているというハンデはあるものの、数分Vemicoが短い程度で撮影可能時間は2つともほぼ変わらないという結果になりました。大幅に電池持ちが変わるという事もなく、実用的に使えそうです。

Osmo Actionで連続撮影したい方にはおすすめの社外品

今回実際にどれだけの時間撮影できるか試してみましたが、結論としては純正品に迫る電池持ちで、実用性の高い社外品バッテリーだと感じました。先述したとおり同様のセット内容の純正品が約9,000円のところ、3,780円で購入可能なVemicoの充電器&バッテリーセットはかなりお買い得感があります。

バッテリー単体で追加購入するのであればDJI純正品が約2,300円で販売されているので金属製のツメなど純正ならではの安心感を得たい方はそちらがおすすめではあるものの、3本のバッテリーをまとめて充電できるのは非常に便利なので、購入するのであれば充電器付きのセットがおすすめ。

本体で撮影しながらでも別途充電器があれば予備のバッテリーを別で充電する事もできるので、3本のバッテリーを順繰りにローテーションして連続撮影するといったシーンでもこういったアイテムは重宝します。

Vemicoのバッテリー&充電器セットはAmazonなどで購入可能。3,780円で充電器+バッテリー2個が手に入るのはお買い得なので、Osmo Actionをヘビーに使いたい方は是非チェックしてみてください。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のサイト作りと愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブとカフェ開拓。2022年1月1日からガジェットVtuberとしてYouTubeも始めました!