Apple Siliconを搭載したMac上でiOS/iPadOS向けゲームが動作するアプリケーション「PlayCover」のバージョン2.0のプレリリース版が公開されました。
PlayCoverはiOS/iPadOS向けアプリケーションの実行ファイルをApple Siliconを搭載したMac上で動かす事のできるアプリケーション。ゲームに特化しており、キーボード・トラックパッド入力をタッチパネルあるいはゲームパッドの入力として変換する機能を搭載しています。
「原神」といったiOS/iPadOS向けに配信されているゲームをmacOS上で動作させる事が可能で、バージョン1.0.1で実際にMacで原神を動かす流れはM1 Macで「原神」をPlayCoverを使ってプレイする方法の記事で紹介しています。
一度はバージョン1.0.1の作者がサイトを閉鎖して事実上の開発終了となりましたが、その後有志による開発がGitHub・Discordコミュニティを介して行われ、機能強化とUI刷新が施されたPre-release 2.0.0-alpha.2が本日より公開されています。
今回のバージョン2はUI刷新といくつかの新機能を搭載しており、Discord連携でプレイ中のタイトルを表示できるリッチプレゼンスに対応し、カスタム解像度での実行にも対応。また従来ハードコードされていたアプリケーションのダウンロード元ソースがURLから追加する方式に変更されているため、デフォルトの状態ではアプリ内からダウンロードする事ができなくなりました。
アップデート内容の全文はリリースノートで確認可能。
擬似的な実行デバイスとしてのiPad/iPhoneのモデルを選択が可能で、M1チップの12.9インチiPad Proなど120Hz対応の機種がラインナップされているため原神側の設定でもフレームレート設定に120を出現させることが可能。また解像度の変更にも対応しており、FullHD、4Kなどのプリセットのほか手動設定で解像度を設定する事も可能となっています。
PlayCover 2.0のプレリリース版のダウンロードはGitHubのリリースノートから。インストール方法は公式サイトのドキュメントに掲載されています。