6.8型の画面を搭載し、ワイヤレス接続でiPhoneのCarPlay、およびAndroid Autoを利用できるディスプレイオーディオ「DMH-SZ500」がパイオニアから6月に発売されます。
ディスプレイオーディオはカーナビの機能は内蔵しないものの、カーナビの代わりに装着してスマートフォンと接続する事でオーディオの再生やGoogleマップのナビゲーションなどが利用できる製品。
パイオニアから従来発売されていたDMH-SZ700はApple CarPlay・Android Autoともに対応していたものの、接続にはUSBの有線接続が必要で、いずれもワイヤレス接続には非対応でした。
今回発売されるDMH-SZ500はApple CarPlay・Android Autoいずれもワイヤレス接続に対応しており、あらかじめペアリングしておく事でUSBケーブルを繋ぐ事なくそのままCarPlay・Android Autoを利用できるようになっています。
またWebLink接続にも対応しており、停車中にiPhone/AndroidスマートフォンからYouTubeなどの動画コンテンツを再生したりといった使い方も可能です。
実勢価格は5万5000円前後と発表されており、価格帯的には2022年発売のALPINEのDA7Zの競合にあたる機種。DA7ZはワイヤレスCarPlayには対応しているもののAndroid Autoには非対応。逆にDA7ZはHDMI入力には対応していますが、DMH-SZ500はHDMI入力には非対応となっています。
後付けのアダプタなどを使わず標準でCarPlay・Android Autoがワイヤレス接続で利用できるディスプレイオーディオは国内市場では珍しかったので、今回登場したDMH-SZ500はAndroidユーザーにとっては待望の新機種なのではないでしょうか。
個人的にはちょうど最近ALPINEのDA7Zを購入して海外版のデータを入れて弄ったりしているところだったので、もう少し早く出てくれていたらパイオニアにしていたと思うのでタイミングが惜しいなと思うところ。
なおDMH-SZ500は背面の形状などの詳細情報はまだ公開されていない模様。公式サイトによると取扱説明書等は6月以降公開のようなので、もし1DIN枠に取り付けられる形状であれば1DINしか収まらない趣味車の方への取り付けを検討したいと思っています。