ESRから2025年に新しく発売された、カメラコントロール部分を保護した新型のクリアケースを評価用に無償提供いただいたので使用感を紹介していきます。

今回紹介するESRのHaloLock Classic Hybrid Case (Camera Control)は従来のHaloLockケースにカメラコントロール部分のカバーを追加したもの。
MagSafeの安定性を更に強化する1500gの磁力のマグネット、カメラ周囲に収まる内蔵キックスタンド、MIL規格の耐衝撃性能といった従来のHaloLockケースの性能はそのまま、iPhone 16シリーズの右下側面に搭載されたカメラコントロールに対応した静電容量式のカバーを追加したのが本製品。
iPhone 16シリーズの側面に搭載された新しいカメラコントロールは単なるボタンではなく静電容量式のジェスチャーにも対応したインターフェースである事からApple純正品以外のケースは該当部分を切り抜く形で対応してきましたが、本製品は静電容量式の機構を設ける事でカメラコントロールを保護しつつ操作も可能にしています。
元々iPhoneケースとしての性能や機能性はトップクラスのもので個人的に過去のiPhoneのモデルでも愛用してきたケースなので、今回のカメラコントロール対応のアップデートでApple純正品同等となった本製品はiPhoneケースとしては最高峰のうちの一品と言えそうです。
それでは早速実物を見ていきます。
パッケージ・外観

こちらがケースのパッケージ。今回頂いたのはパッケージにプリントされている3色のうち、クリアの透明なケースです。

こちらが本体。背面にはHaloLock(ESRのマグネットアクセサリシリーズのブランド名)がプリントされたリングが装着されており、MagSafeアクセサリの安定性を増してくれます。
外周は保護性能の高いTPU、背面は黄ばみにくく透明感のあるポリカーボネートという、この手のクリアケースとしては王道の素材の組み合わせを採用しています。

背面の金属製スタンドはカメラ周りに綺麗に一体化されているのが特徴。

側面にはカメラコントロールのカバーが新たに搭載。カメラコントロール部分の横には引き続きストラップホールが搭載されており、ストラップ必須のユーザーも安心。

カメラコントロール部分は白いパーツとなっており、この上から押し込みやスワイプでカメラアプリの機能を使う事ができます。

スタンド部分は無段階で角度が調整でき、動画視聴時などに重宝します。
総評:iPhoneケースとしては最高峰の完成度

過去にiPhone 14 Pro Max用もレビューした際に触れましたが、MagSafeの磁力を強化するHaloLockマグネット、無段階で角度を調整できるスタンド、ストラップホール、耐衝撃性能を網羅的に兼ね備えており、元々のHaloLock Classic Hybrid Caseの時点でかなり優れたケースです。
クリアケースとして不満を感じない完成度な上にギミックとして内蔵型のスタンドは使い勝手が良く、HaloLockのシステムはMagSafe充電スタンドや車載ホルダーなどで圧倒的な安定感があります。
そこに今回カメラコントロールの操作を通してくれるカバーが追加され、弱点という弱点が無くなりました。カメラコントロール自体賛否両論の機能ではありますが、実際シャッターとして使えるのは便利なのでここの操作性が従来の切り欠き型のケースと比べて向上しているのは間違いなく使い勝手に貢献しています。
強いて言えばクリアを選ぶと外周のTPU部分が2年ほど使うと黄ばんできてしまう弱点はあるものの、これはESRに限らずTPU素材を採用したクリアケースの宿命。カラーバリエーションとしてはブラックなども用意されているので、長期使用にあたっての黄ばみが気になる方は色の選択で対処するのが良いでしょう。
価格も2,799円と完成度に対して高すぎない価格設定でとなっており、もしiPhoneケースを何か一つだけおすすめしてほしいと言われたら、このケースをおすすめします。