ソニーのイヤホン、ヘッドホンの中でも人気を誇る気持ちいい重低音に重点が置かれた「XBシリーズ」の新作、「MDR-XB90EX」をソニーストアの先行販売で入手しました!
発売前ということで筆者の拙い耳と文章で簡易レビューを書いていきたいと思います!気になっている方は是非ご覧ください。
この記事をご覧になっている方は既に当該機種が気になっていて下調べもしている方が多いと思いますのでスペック等は省かせて頂きます。まだ詳細を知らないという方はソニーさんのページで確認をお願いします。
今回、XB90EXのドライバがソニーではEX600SL以来の16mmドライバユニットということでEX600SL、それと初代XBシリーズであるMDR-XB40EXと軽く比較していきたいと思います。
装着感
XB90はドライバユニットに16mmのものを採用しています。これはイヤホンとしては大きいもので、ソニーのイヤホンにおける標準サイズである13.5mmより2.5mmも大きくなっています。
これにより心配されるのは装着感です。耳のサイズは大なり小なり、人によって異なります。またサイズが大きいことでイヤホン自体の重さを原因として装着中に耳が痛くなる、ということも考えられます。EX600ではコード自体を曲げて耳かけ式にすることでイヤホンの重さで耳が痛くなることを防いでいました。
しかしXB90は耳かけ式ではなく純粋なカナル型です。XB90は耳に触れる側(内側)に柔らかい素材を採用し、クッションの役割を果すことでイヤホンを起因とする苦痛を軽減しています。
筆者は耳が比較的小さいほうだと自覚していますが、3時間ほどの使用では耳が痛むといったことは起こっていません。
それでも人によってはそもそも耳にイヤホンが入りにくい、といった場合もあることでしょう。この問題だけはどうしようもないことなのでやはり一回試聴をしてみるといいかもしれません。百聞は一見に如かずです。
音質
こちらが本番、音質です。
とはいっても筆者はなんたらアドバイザーでも音響の専門家でもないただの人間ですので、非常に拙い耳によるなんとも貧弱な文章によるレビューになることをご了承ください。
XBといったらまず低音です。これはこれまでのXBシリーズと同様に期待に答えてくれる出来となっています。
過去のXBシリーズ、筆者の場合はXB40を所持していますが、XB90はそれと比較して低音が厚かましくなくなっているように感じます。低音の出力は相変わらず凄まじいのですが、高音や中音域を潰さない、他の音を潰さない低音です。ここはさすがに16mmドライバの威力でしょうか。
そして今回ソニーさんが拘ったという高音域。EX600程とは流石にいきませんが、従来のものと比べて高音の抜けが格段に良くなっていると感じます。先述のとおりに低音に潰されません。低音から独立した高音を鳴らしてくれる出来になっています。中音域もまた然り。
また音の精細感もドライバユニットの大型化も手伝って高まっています。これも高音と同じくEX600までには及びませんが非常に満足度が高く、低音域をガンガン鳴らしていても細かい音が聞き取れるレベルで、この手の商品としては優位となりうるポイントなのではないでしょうか。
総合的に評価すると、中音域、高音域まで綺麗な音が鳴るようになったことで、これまでどちらかと言うとロックやポップス向けであったXBシリーズが、ありとあらゆるジャンルに対応できるようになったとも言えます。ジャズや繊細なバラードも低音が他の音を打ち消すことなく、快適な音楽体験をもたらしてくれる、筆者はそのように感じました。これまでは音が偏っていて人にあまりお勧めはして来なかったXBイヤホンが、どんな人にでも勧められるようになったといった感じでしょうか。
さてレビューはここまでです。筆者のレビューレベルでは物足りない方も多いでしょうが、初レビューということでご愛嬌でどうかお願いします。
MDR-XB90EXは7月21日から発売。気になる方は購入してみては如何でしょうか。それではまた。